風立ちぬ

ひとつ前に見た「コンタクト」に続き、また長い映画だ。
これは…ジブリだけれども子供向けじゃあないね。
はやおツウ好み向け?

開始早々、ありゃぁ~見なきゃよかったかなあ、やめようかな。
と思ったが、関東大震災が起きてからググッと展開が変わって。
そのうちに何故か高揚感が出てきて
そして自然とそれが消滅し、最後はこれでいいんかいな?で終わった。

主人公よりも誰よりも、黒川ちゃんのインパクトが強すぎた。
いるよねー、リアルにああいう人。

この映画が上映されたころ、タバコ問題が取りざたされてたのを思い出した。
タバコを吸うシーンが多くて禁煙団体がどうたらと。
確かにそのシーンは多くは感じたが、それを見たところで美味しそうには感じなかったよ?
あ、学校で吸ってるシーンが違和感あったけど、昔の話だろうからなあ。
時代が違うからしゃあないっしょ。

現実と妄想が交差して描かれるので少々わかりづらいとこもあったけど
はやおさんがコレを映画にしたい、と思ってできた作品だからいいんでないの?
大和飛行機を設計し続けた仕事への情熱も
菜穂子さんとの制限付きでの愛を貫いたのも
まさにあの時代を一生懸命「生きて」いたから。

今じゃほとんどが考えられない、怒り心頭な行動かもしれんけど
時代が変わったことですから。
はやおさんはあの時代にタイムスリップして描いたのですから。
ある意味、貫く姿勢はまんまの監督ですよ。はやおさんは。