フォーリング・ダウン 感想

マイケル・ダグラス …D=フェンス

ロバート・デュヴァル…プレンダガスト刑事

・「お客様は神様です」って知ってるか?

ああ、前に見た映画だ、

と思ったけど面白かったんでもう一回見ることにした。

やっぱり共感からドン引き。

滑稽で悲しくて切ない話だな。

わかるよ、最初の気持ちは。

暑い→イライラ。

失業とか離婚後、子供にあわせてもらえないとか

人生のイライラに加えて

彼のとる行動は徐々にエスカレート。

わかるよ、クレーム言いたくなる気持ち。

両替してくれない融通きかない個人店。

型どおりのマニュアルで

写真とバーガーが違ってるマクド

妙な言いがかりつけてきて

何かせびろうという魂胆のチンピな少年。

公衆電話で後ろの人に長いって言われる。

靴買いに行けば店主はナチスを酔狂して

同志じゃないと脅しにかかる。

道路工事も年度の予算を消化するためにやってる

無意味な工事。

ああ、わかるよ。

なんとなく。

ただダグラスよ。

アンタの行動はいきすぎた。

イライラを越えて

タガが外れて

全てのことに抑制がきかなくなった。

娘の誕生日を祝いたいだけなのに。

幸せだった頃のビデオを見てるダグラスを見てると

なんだか胸がしめつけられそうになる。

お店破壊とか

ミリタリーショップ店主をあんなことしちゃったりとか

理性なくした行動は決して良くないけど

ある意味、世の中の代弁者かもしれない。

言ってることには時に共感できちゃったもの。

ダグラスよ。

あなたは角刈りは似合わない。

だからその似合わない髪型をずっと目で追ってしまった。

ダグラスよ。

アンタのキレっぷりはまじ卍。

時間を忘れて見入ってしまう映画でした。

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