21グラム 感想

キャッチコピー

誰もがいつか失う重さ。

ショーン・ペン…ポール

ナオミ・ワッツ…クリスティー

ベニチオ・デル・トロ…ジャック

・一人で食べるのは腎臓に良くないって知ってる?

どーでもいいセリフを見だしにしてみました。

しかし私はツボだった。

もうね、自分がバカなんじゃないかと思うぐらい

時系列の飛びまくりで

ワケわかんないとこから始まる。

ショーンペンが瀕死で入院してたり、

あと1か月の命らしいのに、次の場面では女性の後を尾けてたり。

銃持って自殺しそうだったり、はたまたSEX後っぽいシーンあったり。

奥さん誰よ?

もしかしてショーンペンは1人何役もこなしてるとか?

あれ…デルトロも

家族シーンあれば刑務所シーンあり、髪短くなってたり。

何が何だか。

どこかで話のつじつまが合うのかもしれない

と頑張って見続けたら約37分後に小さな一つのシーンで辻褄合った。

タイトルが21グラムっていうぐらいだから

魂の重さなのか

1人何役やってるから輪廻転生の話なのかと

勝手に想像してたら

見事に違う話でした。

あーややこしい。

最後の30分ぐらいでやっと理解できた自分ってバカかも。

こういう小細工的な構成の持ってきかたはキライ。

クサくてもベタでも淡々でもいい。

シンプルに伝えてくれる映像の方が私は好き。

わかった時点でイライラしたんだよね。

何にイラついたかって

この主役3人の考え方や行動について。

クリスティーナはさ

自分の夫の心臓をポールに移植したことを知った。

ポールを愛せるんだ?

ポールが好きなのか、夫の心臓を持ってる人が好きなのか。

ポールもさ、

いい加減自己中。

移植されて生き永らえた命。

もっと大事に扱えよ。

しかも移植者の妻(クリスティーナ)の目の前で

心臓撃ち抜いて自死ってバカか?

クリスティーナは2度もそれぞれ愛する人の死を

看取ることになるんだよ。

あんな短い間に。

愛じゃねーよ。

ジャックはもういいや(笑)

神がどうこう言っても都合いい神っぽいんで。

最後にポールの一人語り。

命の重みを語ってますがオマエが語るな!

重みがなさすぎるだろ!

陰鬱で彼らの行動が理解しがたいイライラ映画でした。

21グラム (字幕版)