ひそひそ星  感想

キャッチコピー

銀河系ひとつ、

鞄ひとつ、

太陽7個。

地球ひとつ、

配達郵便物81個。

ぼくひとつ、

鈴木洋子

ひとつ…。

神楽坂恵…鈴木洋子

・夜見ると…映像子守歌のようです

ひそひそ星。

30デシベル以上の音を立てると

人間は死んでしまうらしい。

だからひそひそとしゃべってるんだ。

園子温という生きもの」を見て

この映画も見てやるかあ

という気持ちにさせておいて

実際見てみたら

今まで見てきた園監督とは

全く違うつくりの映画になってた。

神楽坂恵のほぼ一人演技といってもいいぐらい。

宇宙の宅配人が荷物を届けに行く物語。

園監督は東日本大震災の被災地ロケに力を入れている。

「~という生きもの」でも監督が語っていたように

なぜかどうしてそこに行きついてしまうとか。

時たま

福島の地元の方々が出てくるぐらいで

ほぼ宇宙船内と歩くのみのシーンが続く。

夜にこの映画見てごらん。

いわんとしてることがわかる前に

思わず目を閉じてしまうから。

だから昼間にこれを見てごらん。

ちょっと目をつぶった瞬間に

長い時間が流れてしまうから。

暴力性が高い監督の「動」の映画とは真逆の

「静」映画。

やっぱり彼の頭の中は不思議だ。

質より量と言い放ち、

生産された映画がこれなんだろうか。

ひそひそ星