星守る犬

西田敏行…おとうさん

玉山鉄二…奥津京介

川島海荷…川村有希

・最後のハッピーの演技が迫真!

動物好きにはどうなんだろう。

最後やりすぎってのもあるような意見がありそう。

ああ、これってタイトルだけ見ると

ファンタジーっぽかったですが

実際は違ってて

2通りの人たちのロードムービーでしたね。

そしてこれもマンガがあったのか!

小説を映画にだったり

マンガを映画にだったりと

原作を通り越して先に映画を観ちゃうもんだから

どっち版がいいのかわからないんだわ。

映画は原作を超えるってことあるんでしょうか。

そんなこととはつゆ知らず、

西田さんとハッピーのセットって

本当に似合ってていいよなぁなんて思いながらの鑑賞。

マンガではハッピーの心の声があるようで

(試し読みでチラ見してきた)

映画はなし、と。

だから映画では誰目線なのか

ハッピーの代弁者なるものはいないんだ?

どこに気持ちを持ってって見ればいいのか。

結局、冷静に見続けてしまっていました私でしたとさ。

キャンプ場にいた人間に物投げられて

ケガを負いながらフラフラとビッコひきながら

死んでしまってるおとうさんの場所に戻ろうとするハッピー。

たぶんここがハッピーの演技で

一番の山場を迎えるところなんでしょう。

血流しながら、

びっこひきながらワントゥー、ワントゥー。

思わずドバッと汗かいて見ちゃいました。

この犬、演技なかなかやるじゃん、と。

動物好きの私が。

動物映画見るたびに涙を流す私が。

やるじゃん、と?

全くもって犬に感情を入れずに、演技として見てしまってる。

ということで、これダメですな。

頑張ったのは頑張ったんだよ。

ハッピー犬は上手に演じたさ。

ちゃんと役者の犬として。

でも表現の仕方がわかっちゃいないのさ。

悲しそうに見えないんだわさ。

ああ、三浦友和がマスターやってる

カフェでの最初の別れの時も

ただ吠えてるってだけで

犬の不安と焦りが見えないのさ。

ハッピーは頑張ってるのに、撮ってる人間が犬の心情を理解できてない。

おとうさんもねぇ。

道中、人とのふれあい見てると

とても死に場所探しての旅には見えないんですが。

なんのために北上して行ったんだろう。

ハッピーと生きていく選択肢はたくさんあるってのにねぇ。

それもようわからんですたい。

各所のロケ地はとても良かったです。

ロードムービーだけあって

大震災前の東北のいろんなとこを見ることができました。

ヒマワリも素晴らしくきれいでした。

星守る犬