エヴォリューション

 

 

監督 ルシール・アザリロビック

キャスト

マックス・ブラバン

ロクサーヌ・デュラン

 

 

私には合わなかったダークファンタジーホラー。

 

「なんという、美しい悪夢」

らしいんですが美しくもなんともない。

誰が見たらそう言えるのか不思議。

 

それでも国際映画祭の審査員特別賞を

獲得してるらしいんで

もしかすると私の目が節穴なのかもしれない。

 

冒頭と最後の海の中はキレイ。

波も荒々しく豪快で見方によっては恐怖さえ感じる。

 

で、ここには男の人が出てこない。

出てくるのは少年と成人女性のみ。

少女すら出てこない。

 

お国柄とこのジャンルにあってか

全体的にどんよりした感じの映像。

食事も青黒い映像のせいできれいに見えない。

鍋に入ってる何かが虫にも見えるし。

(たぶん虫じゃない)

 

なんかおかしい。

夜な夜な大人女性が海辺に集まって。

後を尾けていって少年が見た光景は…

はーん?

何してんだろう?

裸で。

結局、映像が暗いんで何してるか私もわからん。

 

よくわからないまま見続けてたら

少年のお母さんと思しき人がシャワーを。

背中に吸盤が!!!

タコか!?

タコになったんか?

タコに彼女らは愛されるために海辺に行ってんか?

 

どおりで!

なんだか黒い液体入れた薬を

少年は飲まされてた。

少年も何の薬かわからずだけど、飲んでた。

あれは、あの薬は

タコの墨だったんじゃないのか?

私はそう思った。

 

ヘソ手術も奇妙だった。

ヘソにどうやら何か細工をしてるらしい。

 

看護師たちがビデオを見てた。

たぶん出産シーンだ。

でも帝王切開風なメスの入れ方ではない。

たぶん患者は男性。

男性の腹は風船のよう。

切ったら赤ちゃんが出てきたかのようなビデオ。

男性出産か!

ヘソから何かを注入して人間製造してるんか!

 

家も病院も手術室も

女性の容姿まで

全てがシンプル。

灯りも乏しく、起こってる出来事は奇怪。

 

奇怪だけど

そこまで衝撃はなく、

私は女たちが背中に吸盤つけたタコ人間だったほうが驚いてる。

 

もう見なくてもいいかな。

 

 

 

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