今日子と修一の場合

 

 

監督 奥田瑛二

キャスト

安藤サクラ…今日子

江本佑…修一

和田聰宏…有賀トオル

 

 

パッケージを見たとき

「なに?夫婦で出演しちゃってんの?」

という興味本位だけで見ることに。

 

すると監督が奥田瑛二っていうことが判明。

へえ~、自分の娘を主役にさせて撮影する映画って

一体どんなんだろ。

まして義理の息子も一緒やん。

 

見ていくうちに

そりゃいかんだろ!

娘にそういう役の設定をやらすのって

父親としてどうよ。

監督の前に父親だろ。

どんな思いで、この映画撮ってる?

といろいろ共感しないところが。

 

結論から言うと

奥田さんは監督に不向きかもしれません。

物語が間延びしすぎて

しかも、なぜそこにつなげる?と

妙なミスマッチ感がありすぎて。

 

夫婦出演ですが

タイトルと同じように○○の場合

っていうことで、接点ありません。

ラストに近づくにつれて

この二人が織り交ざっていくんだろうなと

思いました。が!

何カットかは夫婦2人場面こそありましたが

会話はもちろん、目と目があったりということすら

ありませんでした。

 

裏方スーパーバイザーとして

安藤和津さんもいたようですが(エンドロールに名前出てた)

奥さん、ホントにこれでいいんですか?

すんげえつまんない映画になっちゃってましたぜ。

 

カンニング竹山の生命保険会社上司役。

これって…保険会社からクレームきませんかね。

誰しもが、男を、誘惑して保険取る???

挙句の果てにゃあんなこと。

奥田さん、演技とはいえ

娘が役柄上、上司に犯される設定って

不愉快極まりないんじゃありません?

 

やっぱり

サクラちゃんだけは群を抜いて演技うまかったです。

子供に会いに仮設住宅を訪れ

ドア越しに泣いている姿など、くるものがあります。

 

にしてもだ。

東日本大震災との掛け合わせ。

正直やめてほしかった。

それに関東圏でもあの大地震だったのに

いつまでも包丁持って固まってる場合じゃないだろう。

いくら彼氏に抱きつかれてたとはいえ。

で、遺体を処理して…って…どう考えてもおかしいだろう。

 

佑くん、いっぱいラーメン食べてました。

ラーメンばっか義父&監督からの指示で食べさせられて

おつかれさま。

 

 

これは意味があるのかないのか

よくわからん映画でした。

 

 

 

 

今日子と修一の場合