DESTINY 鎌倉ものがたり

 

監督 山崎貴

キャスト

堺雅人…一色正和

高畑充希…一色亜希子

中村玉緒…キン

 

 

鎌倉かぁ。

風情あっていいなあ~と思ったのは冒頭数秒だけ。

 

ダメだ、これ。

どこに向かってるのかよくわからない話だった。

 

カッパが最初に出てきた時に

あ、ファンタジーな映画なんだと認識。

 

魔物の祭りや、貧乏神はまだ許せる。

これはファンタジーなんだ。

自分は知らないで見ちゃったけど、ファンタジーなんだ。

 

死神の安藤サクラはとってもキュートでかわいい。

吉行さんと橋爪さんの死んでも夫婦はほのぼのする。

タンコロに乗って黄泉の国へ。

その建物風景は素晴らしく奇麗だった。

 

が、そこまでだ。

ガマンもそこで終わったよ。

 

天頭鬼?

なんだ、あれ?

なんで子供だましのようなビジュアルなんだ?

 

魔物の容姿は許せるものがあったが

黄泉の国の動物の変形した姿は

まるでアラレちゃんの世界のように子供っぽい。

あんな奴らなんて黄泉の国にいねーだろーよ。

 

しかもだ。

アイツらは何者なんだ?

閻魔でもなければ、門番でもない。

特撮映画のちゃちいのでも見ているのか私は?

 

堺雅人も竹刀を持って

チャンバラまがいの殺陣で力入れずに戦ってる。

茶番だ。

学芸会だ。

ファンタジーと呼ぶにはふさわしくない駄作だ。

もう見ていて前半のガマンも吹っ飛んだ。

 

無駄な時間だったわー。

これだけ大御所の俳優さんたちが演じてるのに

もっと色濃い脚色ができなかったんだろうか。

最初っから強いファンタジー色を出してくれればまだしも、

最後の妖気?が天頭鬼じゃあ…

ガックリきました。

 

 

 

 

DESTINY 鎌倉ものがたり