東京公園

 

 

監督 青山真治

キャスト

三浦春馬志田光

榮倉奈々…冨永

小西真奈美…志田美咲

 

 

やっと春馬くんの映画を見る気が起きてコレ。

どうしてもね、躊躇するのよ、まだ。

 

この映画、ゆーーーーっくり時間が流れていきそうでした。

タイトルのように

東京の公園を春馬くんがある事情で

いっぱい巡って写真を撮ることに。

 

ちょうど1時間たったころからかな。

移住した親のところから帰ってきたあたりのシーンから。

冨永と話してたり、

姉の美咲と話してたりの向き合い会話するシーン。

もぉぉぉぉぉ、眠くて眠くて…

どこまでもゆっくり気持ちよい時間が流れ出し、

何度か夢の世界へ行きそうになりながらフッと戻る。

 

なんでこんなに退屈なのぉ???

 

早送りでもしちまおうかとイライラが募る。

どこにも感情移入することもできず、

だからって傍目から遠巻きに見てる「視聴者」にもなれず

ボーッと興味のないものを見せられてるような感覚が襲ってきた。

 

これはいけない!

せっかくの春馬くん主演の映画なんだから

彼の演技をじっくり見なくては!

 

というのがループでおこり、ちょっとした拷問でした。

 

見せ方が悪いでしょ。

染谷君が実は幽霊ってことなんて

かなり後になって気づきましたよ?

一緒に住んでる友達か兄弟?なんて思ってましたもの。

 

親が再婚で連れ子同士の光司と美咲。

榮倉奈々がこの2人のことを語りだして

初めて姉弟がひそかにお互い恋心を抱いてた

というのを知りましたよ。

そんなことラスト30分前に知ってどうすんのよ。

 

で、結局なんですか?

染谷君は昇天されたんでしょうか?

そういえば彼、なんだか存在が青白っぽかったような気がしたっけ。

まず段取りが最初っからうやむやなため

よく理解できませんでした。

 

榮倉奈々の役はホラー映画好き女性なんですが、

途中に見てる映画のようなものが映ってました。

しかし!あんなのどーでもよいでしょ!

カメ止め!みたいなB級チックなゾンビメイクの人間が

フラフラ歩いてるし。

この映画と完全にミスマッチしてるでしょ。

(カメ止め!は好きですよ)

 

この監督の「見せたい」魂胆が見えてこない。

私とは感性が全く合わないのね。

 

せっかくの春馬くん映画でしたが

かなりの残念な気持ちでラストに終わりました。

 

 

 

 

東京公園