ガール・イン・ザ・ミラー

 

 

 

 

 

監督 アサフ・バーンスタイン

キャスト

インディア・アイズリー…マリア

ハリソン・ギルバートソン…ショーン

ペネロープ・ミッチェル…リリー

 

 

ジャケットもそうなんだけど

手前の顔と鏡の中の表情が違う。

内気な主人公が、鏡の中の真逆の性格の子に

人格乗っ取られちゃうお話。

 

あらすじとか読むと

内気でいじめられっ子のマリアが…ってなってますが

特に学校中からいじめられてるわけでもないし、

虐めてる奴はマークっていう男子一人だけ。

 

そのマークはマリアのことが好きだから虐めてるのか?

と思ってたんだけど、やっぱり虐め方がひどかったわ。

でもなんであんなに虐めるんだろう。

 

マリアの性格は父親がああいう押さえつけるタイプだから

人格形成が歪んじゃったんだろう。

家族で囲む食卓の風景を見たらよーくわかる。

 

この父親は一体なんの医者なんだ?

形成外科?

産科でもないのに妻が双子を出産して

双子のうち一人が健常者じゃないからって雪に埋めた様子。

コイツが元凶なせいでマリアがああなっちゃった。

 

いくら自分が形成外科だとしても

娘の誕生日に顔のお直しをプレゼントとして勧めるか?

とっても可愛い顔立ちのマリアだってのにおかしいでしょ。

 

そう、主人公マリアを演じたインディアアイズリーは

真面目に可愛すぎます。

普通以下ならすべてが成り立つ内容なんですが

可愛すぎるので多少違和感があります。

まだ、「累」の頭ぼさぼさの芳根さんが演じてた累風にすれば

変化があって見ごたえもあったんでしょうが。

可愛すぎて損してる映画になってもうた。

 

それに父親が「出来損ないだ」っていうセリフも

わけわかんなかったです。

とある朝、マリアが父親に話そうとしたときに

「顔色が悪い。寝不足だったのか?化粧して学校行きなさい」

ととんでもないことを言い出してくるし。

学校に行くのに化粧を推奨する父親ってなんなの?

だったら学校休ませて寝かせなよ。

 

MARIAがAIRAMに入れ替わり

抑圧されていたやりたいことが一気に爆発。

次々と周りの人が不幸になっていくんですが

その犠牲者たちが簡単に死んでしまう。

そりゃ打ちどころ悪ければ人間、すぐに死にますが

パタパタと死にすぎる。

 

まあ美少女を堪能できる映画として見るならば

いいのではないかと。

クロエモレッツにしても、インディアアイズリーにしても

チャームポイントは唇でしょう。

なんかエロチックなポテッとした厚みのある唇がいい。

 

カナダ版「ヤヌスの鏡」としときましょうか。

 

 

 

 

ガール・イン・ザ・ミラー(字幕版)