エスケープ ナチスからの逃亡

 

 

監督 ロス・クラーク

キャスト

サラ=ソフィ―・ボウスニーナ…エスター

アルトゥル・ハカラフティ…アクセル

ヤコブ・セーダーグレン…農場主

 

 

もうね、戦争なんていいことひとつもない。

人がたくさん死んでしまうし、暗いし、恐怖だし。

明日や未来の希望が絶たれる。

まして、この映画はノルウェーが舞台だから

ユダヤ人虐殺、冬の雪山、当時の男尊女卑。

「生き延びる」ことしかない。

 

生き延びるために

少女は髪を短く切り、少年に変えた。

(映画としてはこの主人公の人は

どう見ても女性にしか見えないのがネックだが)

 

終始、眉間にしわを寄せて見ることになってた。

鳥を銃で狩るのも、豚を銃殺するのも見たくはない。

まして、この当時のドイツ兵は

相手がユダヤだと知るや、殺す。

おかしな話だよ。

姿かたちは一緒。名前がユダヤ系と分かれば殺す。

一見相手がユダヤ人かどうかなんてわかりゃしないのに。

 

なぜかドイツ語ではなかったw

 

そんな中でも

農場主の息子と母親は

エスターが女性だと知っても隠し通してくれてた。

けれどやっぱり戦争下、救いは少ないよなあ。

 

舞台が農場が主だったので設定としては小さく、

周りの人間模様と、エスターがいつばれやしないかと

そこを中心に描いているので

なにかと不足感はあったものの

当時こうやって生き延びた人もいたんだろうとは思わせる。

 

やっぱり戦争は憎しみと悲しみしか生まない。

それに関係なくはない。

日本だって当時、第二次世界大戦の真っただ中にいたのだから。

 

 

 

 

 

エスケープ ナチスからの逃亡(字幕版)