めぐり逢わせのお弁当

 

 

監督 リテーシュ・バトラ

キャスト

イルファン・カーン…サージャン

ニムラト・カウル…イラ

ナワーズッディーン・シッディーキー…シャイク

 

 

インド映画すごいなー。

良作多しだよ。

主役は「ライフ・オブ・パイ」に出てた人。

よく見かける人。

 

まずインドでは朝、ご主人に弁当を持たせるのではなく

配達人が家にやってきて弁当の受け渡し。

たぶん昼近い時間帯に会社に届けるようだ。

しかも弁当配達人は地区ごとにいるようで、

電車で運ばれて現地についてもまたまた配達人がいる。

これだけ人口が多い国だから

きっといろんな業種の人がいるんだろうな。

 

何時に配達人が弁当を届けに家に訪れるのか。

9時以降かしら?

奥さん、早起きして弁当作らなくてもいいですね。

 

そこで万が一の割合でのトラブル。

なぜかご主人ではなく、知らない違う人に

弁当が運ばれちゃったよというとこからスタート。

 

インド映画ときたら、

なぜか途中で踊ったり歌ったりが多いのが特徴だけど

これはそういうことをしない、なかなかオツな映画です。

 

イラさんの上の住人のおばさん。

いつどこで登場してくるのかと思ったら

最後まで声だけの出演で粋な役でした。

これもセンスあっていいなー。

 

で、人がいいんだか、アホなのか

主人公の会社の引継ぎ人のシャイク。

たまにウザーなイライラ行動してくれるけど

きっといい奴なんだろうね。

しかし…電車内で野菜を切ってる行為には驚いた。

それが許される国なの?映画だけの話?

あんな満員電車で野菜をトントン切ってる(笑)

 

気になってウィキを調べたら

シャイク役の人が男前風な写真になってた。

笑ってしまった。

カッコいい人なんだろうか?

 

恋愛映画でもあるのか。

ただ弁当箱の中に入ってる手紙には

特に愛情を感じる文面は書いてなかったような。

けれど、きっと心は近くなってたんだよね。

これもインドならではかもしれないですが

すぐに逢ってどーのこーのと発展しないのもイイ。

もうこの「手紙」っていうもどかしさがたまらない。

メルアドとか電話番号とか一切教え合わないのがいい。

 

ラストはいい感じで中途半端で幕閉じてた。

これは見る人がご想像に、っていうパターンかもしれない。

いや、アレでしょ。

あの後きっと2人、会うでしょ。

主人公が配達人のおじさん達と一緒に電車降りて

緑の弁当入れのお宅訪問するっしょ。

もしかするとインドだからこれ以上過激にしないための

半端で終わらせた感あるかもしれないんで。

 

色々インドって未知なとこがあるから

興味と驚きとが混ざり合ってて楽しい。

純ですよ、純。

 

 

 

 

 

 

めぐり逢わせのお弁当(字幕版)