マイ・インターン

マイ・インターン(字幕版)

 

 

監督 ナンシー・マイヤーズ

キャスト

ロバート・デ・ニーロ…ベン

アン・ハサウェイ…ジュールス

レネ・ルッソ…フィオナ

 

 

公開近いとき、よくテレビでスポット流れてた。

アンハサウェイが上司で年取ったデニーロがインターン

どうせ、いろんなことに疎い高齢者が

へこへこしながら奮闘して、

大逆転狙っちゃおう的なコメディ映画だとばかり。

 

違ってましたね。

よく出来てました。

主役2人とも良い味出しまくりでした。

充分に魅力が引き出されてました。

 

アホコメディなこともできるハサウェイは

今回、仕事も家庭も頑張ろうとしてる女性。

こういう役はホントに合う。

対するデニちゃんは、

非情な顔やサイコな顔や、マフィアの顔も封印し、

きっちり真面目に謙虚に生き、紳士な役どころでした。

デニちゃん、私生活ではなんだかニュースになってましたが、

やっぱりなんでもこなせる大御所俳優。

私はデニちゃん映画では「レナードの朝」が一番好きです。

 

たぶん世の男性たちの理想の年のとり方でしょう。

若者にもうまく溶け込み、

シニアインターンでも口だけ達者でなく、実直に取り組む。

気遣いもサマになっており、距離感もちゃんととれる。

職場仲間から疎ましく思われてないw

もう、これは

長年積み重ねてきた生き方の表れでしょう。

 

現実は

ある程度の役職までつき、定年退職。

暇を持て余し、シニアパートでお仕事。

部下がへこへこしてた過去の栄光を引きずり、

上から目線で物を言う癖も抜けず、

ひとつの仕事だけで生きてきたので

なにかと不器用。

職種にもよりますが、私の知ってる限り

この類の人が残念ながら5割ほどいます…。

 

この映画を見ても、見習おうと思う前にまず気づかないであろう。

自分を省みるってことを。

 

話が横にそれ出してブラックな想いを書いちゃいました。

すまない。

 

てっきり

ベンをCEOにしよう!って誰かが提案するかと思ってましたが

それはなかったんですね。

それをすると話が飛躍しすぎるから?

 

ジュールスの夫の浮気後の夫婦問題で

夫が会社にやってきたシーンはいらないかも。

夫婦の絆の再起は別の場所でやれば良かったのに。

 

ある意味ファンタジーのような話でした。

初デートに葬式はありませんので。

 

 

 

 

 

 

 

 

マイ・インターン(字幕版)