ドント・ブリーズ

ドント・ブリーズ (字幕版)

 

 

監督 フェデ・アルバレス

キャスト

ジェーン・レヴィ…ロッキー

スティーヴン・ラング…盲目の老人

ディラン・ミネット…アレックス

 

 

あらすじ

3人の友人?ロッキー、アレックス、マネーは

足がつくような高い貴重品ではなく、

少額にしかならないような物を盗んではさばく、という

決してプロではない窃盗グループ。

ある日マネーが「交通事故の示談で大金がある家がある」

と話を持ってきたの。

その家には目の見えない元退役軍人の爺さんが一人暮らし。

こりゃあ寝てるうちに見つけて金かっさらったら楽勝じゃん!

との思いで、さっそく忍び込むことに。

でも…この爺さんがとんでもなく逞しい人で、しかも怖い犬もいる。

それに地下にはある秘密が…っていう恐ろしい顛末でした。

 

 

この出だしのドローンカメラが徐々に道路をズームしていく、

っていう始まりから目を引いちゃった。

最初はなんだかわからなくって「うん?人歩いてる?」

から「うん?何ひきずってる?」というハッキリした画面に。

 

あとは3人組が家に侵入したときに見せるカメラの動き。

この場所には何があって、

キッチンにいけば凶器になりそうなモノもあるよね、

と見ている私側にもわかるように仕向けるカメラ。

引き込まれます。上手いです。

 

人はいい面もあるが、悪い面もある。

ロッキーは母親がだらしない奴だけど妹想いのいい姉。

マネーもアレックスもいざという時にロッキーをかばえる。

 

だが、人んちの金を盗もうっていうのには

至って共感できないし、

そこで「家の者が侵入者に発砲しても正当防衛」になるのだから

たとえ自分が死ぬことになっても致し方ない、

ぐらいの気持ちがなくちゃ。

と言っても、こいつらの肩を持って死ぬ思いで盗んで来いとは言ってませんよ。

 

威勢がいい奴は真っ先に死んでしまうのはお約束です。

爺さんに気づかれ、追い詰められてるこの状況なのに

アレックスがまず逃げよう、警察行こうと言ってるのに

ロッキーは金に執着し、それでも金庫の金を盗むって

どれだけ能天気というか、身の程知らずっていうか。

お前らはプロの窃盗犯じゃないでしょーに。

 

爺さんも考えりゃおかしな人なんですよ。

地下の秘密がヤバすぎて。半分狂ってますだ。

でもこの爺さんは「ドント・ブリーズ2」でも出てくるので

狂ってても死ぬわけにはいきません。

死なない前提で見なくてはなりませんでした。

 

目が見えないと他の器官が敏感になると聞きます。

聴覚も臭覚も健常者に比べたら敏感にならざるを得ない。

そういうシーンは多々ありました。

爺さんが探し回ってる時に、鼻をクンクン。

見つけた先は靴。

これ、靴履いてると足音がするから脱いでいこうと誰かが言ってたシーンが。

なんでクンクンしたん?靴がくさかったから?

まあ、その後1足でいい靴が2足だったから爺さんもピカ―ン!

「2人いるじゃん!」って思ったんでしょうね。

すげーな足のニオイ。いや靴のニオイ。

 

中だるみせずに、終始緊張感持って見ることができました。

サムライミが制作に携わってるので、やっぱりなのか面白かったです。

 

 

 

 

 

ドント・ブリーズ (字幕版)