監督 ジェイソン・ライトマン
キャスト
シャーリーズ・セロン…マーロ
マッケンジー・デイヴィス…タリ-
ロン・リビングストン…ドリュー
あらすじ
2人の子育てに日々追われてるマーロ。そして3人目妊娠中。
特に長男が情緒障がいのような行動もとるので、毎日気は休まらず。
無事に3人目も生まれたが、オムツ授乳夜泣きで心身疲労。
兄夫婦の勧めもあり夜のみの子守の
ナイトシッターを雇ったらどうかという提案で頼ることに。
現れたのはまだ若い20代であろうタリ-。
このタリ-との夜の交流でマーロは生活に潤いを取り戻していく。
マーロが寝てる間、子守の他の家事まで完璧にやってのけるタリ-。
果たしてタリ-ってどんな人なんだろう…。
現在子育て真っ最中のお母さんはモロ共感できるのかも?
いーや、反対に観ない方がよいのか。
それよりもダンナにこういう映画を見せろ。
絶対に男ってこういうジャンルの映画を選ばないだろうから。
子育てって大変!!
日常のBGMが赤ちゃんの泣き声だろうし。
この映画のダンナは最後の方で理解を示したふりをしてますが
たぶんそれは最初だけかもしれません。
わかってますよ、
ご主人ドリューの中では子育ても仕事も頑張ってるんです。
けれど、マーロはその3倍は頑張ってるんです。
仕事と子育てっていう切り替えをせずに。
女の人はマルチタスクができる脳を持っている。
男性も持っているのでしょうが女性の方が器用にこなせる。
料理でいうなら、煮込み料理をしている間に
次のメニューの食材を切りながら、調理器具の洗い物もして、
1分手が空いたら盛り付けるお皿まで準備しておく。
これを毎日毎日繰り返し、自分だけで抱え込んじゃってるのがマーロ。
もっとドリューにも頼ればよいのに。
って思うでしょうが、たぶん現実はマーロみたいな人が多い。
日本なんて、育児家事に加え、すぐに社会復帰する人もいるので
たぶんアメリカよりフル回転で動いてる女性が多いんじゃないかな。
シャーリーズセロンの役作りは見事すぎる、
それ以上に徹底してました。
「モンスター」でも驚きはありましたが、
産後の体型太りの役の姿を見るとえぐすぎるぐらい。
自ら3か月半で増量し、1年半かけて元に戻したんだって。
若いころと違って、ある程度年齢を重ねてくると
なかなか体重や体型を元に戻すのって大変だよね。
シッターのタリ-が時間になったら訪れて、
いきなり人んちの冷蔵庫を開けてモノ食べるってのは
アメリカでは普通なんかなーと思った呑気な自分でした。