ちょっと思い出しただけ

ちょっと思い出しただけ コレクターズ・エディション(2枚組)【Blu-ray】

 

 

監督 松居大悟

キャスト

池松壮亮…照生

伊藤沙莉…葉

尾崎世界観…ミュージシャンの男

 

 

あらすじ 

というか概要。

タクシードライバーの葉。

元ダンサーの照生。

2020年の7月26日から1年ごとに遡っていく。

2人はかつて恋人同士だった。

ちなみに7月26日は照生の誕生日。

6年間の経緯を遡り形式で描いている。

 

 

これは例えると

太田胃散みたいな話だな。

いや、太田胃散って…私しか理解できないか。

最後には苦みが少しだけ残るんだけど

トータル的には清涼感の方が勝ったってやつだ。

ただ単に、太田胃散が好きなのよ私。

 

主役2人の出会いから別れ、今現在を

逆バージョンの恋愛模様です。

これがさー、キャストが良かったんでしょうね。

もうイチャイチャぶりも、

タクシー内での口げんかっぷりも自然に見えて仕方なかった。

 

2人の一番燃え盛っていた時期は

こっちまで気持ちがくすぐられるようで

一緒に幸福度で満ちた気分になった。

 

元々は2人の役が逆だったらしい。

でもダンサーの役で沙莉ちゃんが?を感じたらしく

設定を逆にしたんだって。

正解でしたね。

 

劇中でタクシー運転手さんが

2人に向かって

「言えるうちに言っといたほうがいいですよ」と

さりげなくアドバイスするシーンがあるんだ。

 

これは恋愛に限ったことじゃなく

家族や友人、身近にいる人にも言えること。

照れやプライド、人間の持つ変な理性が邪魔をして

言葉でなかなか表現できないことがあるんだ。

素直に表現できない。

私がそれを身に染みて感じたのが2007年の時。

詳細は省こう。

 

「言える時に言っといた方がいい」

怒りも然り。

沸点が頂点に達する前に

やんわりと相手に伝えれば、大喧嘩にもならないだろうに。

感情が爆発してから相手に言うと、相手が困るしね。

 

って思ったり、文章にするのは簡単だけど

なかなか人間って面倒くさい生き物だあね。

 

タイトルのように

過去をちょっと思い出すときが

何かのきっかけで記憶が蘇ってくるときがあります。

 

それに後悔した人、しない人。

あの時ああしていれば…って一瞬だけ空想してみたりして。

けどな、もう戻れないしな。

はずみで言った言葉や、相手に察しろっていう甘えが

結果、人生の分岐点になってしまうこともある。

 

ほろ苦さもあるけど

今ある幸せを大切にしていくほうが大事。

で、教訓だ。

言えるうちに言っておこう。

 

(池松君が顔小さくて…)と本音をポロリ。

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと思い出しただけ 通常版 【DVD】