監督 宮藤官九郎
キャスト
長瀬智也…キラーK
神木隆之介…関大助
尾野真千子…亀井なおみ
クドカン世界のノリと豪華キャストで
そういうもんだと割り切ってみれば楽しい映画。
ま、どこまで割り切ればいいか
頭と気持ちが追いつかなかったりするので
途中ゴニョゴニョと呟きたくなっちゃいます。
地獄。
なぜかとても小さな世界の地獄。
なぜか音楽、バンドをやってる赤鬼。
最初の違和感はここから始まります。
そういうもんだと無理矢理思って我慢して見続けてみました。
公開当時、映画の宣伝で長瀬君がテレビ出演を何度もしてました。
予告ではマザーファッカー連発で、頑張ってるのねーと
引き気味で眺めてました。
キャラを際立たせようと、マジメにがんばってたと思うよ。
泣けてくる(´;ω;`)
地獄の世界観は置いといて
いろんな人たちがいろんな役で演じてて
それを発見したときが楽しかったです。
どんだけロックギタリスト出てくるんじゃ!と喜びのツボ。
探して当てるだけでも見っけものって感じ。
エンドロールで流れてきた名前に「?」
牛頭と馬頭のお二人が画面上で気づかなかったのが失敗。
ずっとこの人たちは誰だろうとは思ってたのに。
中村獅童は全くどこにいたのかも気づきませんでしたし。
転生するときはトイレから出てくるんですね(笑)
きったねえトイレでした。
嫌だ、あんなとこからザリガニやアシカが出てくるのって。
面白いのが天国より地獄の方が刺激があって
楽園のような場所だってこと。
何かに刺されても、釜茹でされても、爆発しても
すでに死んでるから死なないし。
転生しても地獄に戻ったら人間の姿になってるし。
これを見る限り、地獄の方がはるかに居心地良さそうです。
閻魔の判定もまるでイベントごとのよう。
決してハマる要素はありませんでしし、
正直見なくても問題ないような映画でしたが
悪ノリしたクドカンの世界を暇つぶし程度に見るのなら
それはそれで良いんじゃないかと思います。
長瀬君が口開けてばっかで
口の中が乾ききってんじゃないかなーなんて思いながら見ました。