コーヒーが冷めないうちに

 

 

監督 塚原あゆ子

キャスト

有村架純…数

伊藤健太郎…新谷

吉田羊…平井

 

 

これは映画じゃなくってドラマにでもしたら

十分楽しめたかもしれないよ。

 

タイムトラベルものなんだが

かなりルールが細かくて面倒くさい。

これじゃ誰しもがなりきって見れない。

 

茶店内で、そのタイムトラベルができる。

というのが前提条件。

 

そこからルールが。

1、過去に戻っても、喫茶店を訪れたことがない者とは会えない。

2、過去に戻って色々して戻ってきても現実は全く変わらない。

3、決まった席がある。が、いつも先客がいる。

  その先客がトイレに立った時だけ席確保でき、座れる。

4、戻っても店外はおろか、席移動はできない(だったっけ)

5、過去にいれる時間は注いだコーヒーが冷めるまでの間

 

このルールを破ったら

今の世界に戻ってこれなくなるっていう。

まだあったっけ?忘れたわ。

 

もうこの時点で、私には希望がないルールだ。

波留ちゃんや伊藤君が言ってた疑問をそのまんま頷けるわ。

意味ないやん!

 

石田ゆり子は幽霊なのになぜ人間の姿に?

人間でもいいが

コーヒー飲むし、酒飲むし、トイレに行くのか?

これが解明されてないので納得できない。

 

この胡散臭い

細かすぎるルールの事情を全部取っ払って

何が良かったかというと

松重さんと薬師丸さんの夫婦演技がとってもググッときた。

さすがです。

この映画の設定じゃなくても

夫婦役でどっかの映画で演じたとしても

きっとググッと胸にきたことでしょう。

 

ああすればこうなる。

いや、こうしたらああなっちゃうから。

と、いろんな矛盾を考えたら

このルールに行きついたってことなんでしょうね。

 

最後の未来ちゃん、

健康優良児ではつらつとしてました。

架純ちゃん好きなんですが

表情が乏しくて、少し残念。

 

最初に話が戻るけど

やっぱりドラマで一話一話

丁寧に描いてくれれば

もっと楽しめたかもしれません。

2時間枠の映画じゃ全力出し切れないでしょ。

 

 

 

 

コーヒーが冷めないうちに