監督 トビアス・リンホルム
キャスト
ジェシカ・チャスティン…エイミー
エディ・レッドメイン…チャーリー
実話からの映画。
ある看護師が、入院中の患者の点滴の中に
入れてはいけない薬物を混入し、
殺害してましたという話。
自白としては16年で40人に薬を入れたと告白したが、
もろもろ最終的には400人の犠牲者がいるんではないかと。
終身刑の判決で、2403年まで出られないらしい。
ってか、死んでも釈放できずじまいだーね。
アメリカってなぜにそんな長い刑になるの?
なんで、こんなことしたのかという動機は
決して語らないというチャーリー。
人が死ぬのを見たい、ってわけでもなさそうな。
うーん、この人の心の中はきっと誰も読めないんだろうな。
物語の視点はジェシカ演じるエイミー。
その同僚の看護師チャーリー(犯人)にレッドメイン。
なんですが!
レッドメインだとわかっているのに
私の知ってる表情の彼ではなくて
ずっと他人の空似のように見えてました。
私の知ってるレッドメインは顔がにやけてる人ww
この映画では、にやけ顔が一切なかったので
ホントに怪演だったってことだね。
そんなにもたくさん人を殺めてるチャーリーだってのに
エイミーには至って親切で優しい。
たぶんエイミーのことは本心で心配して気遣って
優しく接してるのだとも思う。
人間の心はこうして見るとやっぱり複雑だ-ネ。
周りは、もしかして…と感づいてはいても
チャーリー曰く、「誰も止めてくれなかったからやった」
という思考が理解し難い告白。
それに加えて、病院側。
事が大きく、仮に事件が明るみになろうものなら
かなりの損失になるだろうから
無理矢理な理由をつけてチャーリーを解雇し、
責任回避。
だからチャーリーはいろんな病院を転々とし、
場所場所で薬を混入し、患者を殺してたっていう。
もちろんチャーリーに絶対の非はあるけれど
見逃す病院側の体制ってどうなのよ。
闇が深すぎて、おちおち病気で入院すらできないわよね。
ホント怖い。
日本でもあったよね、こういう事件。
点滴に消毒液入れて、ってやつ。
いやー理解できない…。
火葬だと形がないので調べようがない。
この映画では火葬された人もいれば、土葬の人もいて。
お役に立てた遺体でしたが、
掘り起こされて検体されてカワイソウと思ったわ。