白く濁る家

白く濁る家

 

 

監督 田中博巳

キャスト

斎藤嘉樹…良典

藤本泉…香苗

成嶋瞳子…悦子

 

 

このようなタイトルなもんで

一見してホラーだというのがおわかり。

 

クラウドファウンディングで資金を集め制作。

短編45分のホラー物。

 

うーーーーん。

まだまだまだまだだと思います。

 

唯一良かったのは

主人公男の母が、女優さんなんだろうが

そのへんにいる主婦っぽかったところ。

わざとらしくなく、あくまでも普通の主婦。

だのに、あんな窓がいっぱいあるような屋敷に住んでるのに

あまりにも普通過ぎるので、どした?

 

夜で暗い、家の中を歩くシーンは

真っ暗でわかりませんでした。

そして途中途中、変な間延び箇所がある。

 

ベビーカー、屋根裏、土葬された主人公男の弟。

小道具や題材とされる要所がたくさんあるってのに

活かされてないように思えました。

ベビーカーなんて、

ただ道のわきに置き去りにされてあっただけやん。

意味もなく、ああもったいない。

 

あと水が入ったコップね。

これには何が入ってたのでしょう?

睡眠薬

わかりづらいのです。

主人公が一人で実家に戻ると思ってたのに

婚約者も連れてきたので予定が狂った?

だから薬入りのコップをすぐさま捨てた?

 

って、こうやって粗さがしをしていくと

「世にも奇妙な~」とかの脚本は

面白いかどうかは別として

わかりやすく練られてるんだーと感じます。

中には全くサッパリというのも「世にも~」にはあるけど

たいがい伝えたいことはわかるし。

 

あとタイトル。

これも活かされてません。

外観が霧がかってたり、屋根裏部屋が白みがかってたり

何かにハッキリつなげていかないと

タイトルの意味が残らなくなります。

 

主人公母が次男を蘇らせるための儀式も

必死な形相さえもが伝わってきませんでした。

すべてが中途半端な映画です。

 

 

 

 

 

白く濁る家