ぼけますから、よろしくお願いします。

ぼけますから、よろしくお願いします。 [DVD]

 

 

監督 信友直子

 

 

アマプラでドキュメンタリー。

自身の両親を撮影した監督。

元気だった時から徐々に母はアルツハイマーに罹り

少しずつふさぎ込むようになってきます。

 

うわ~、これ結構きつかったなあ。

だんだん年老いていく親。

今まで一人で出来ていたことが

できなくなっていく過程。

 

今まで親が老いるってことは頭ではわかっていたけど

それは漠然なことで、深く考えてはなかった。

でも、自分の親も病気が進行していき

だんだんと歩くことが出来なくなり、食べることも出来なくなり

とうとう…。

自分の親と重ね合わせて見てしまいました。

父は認知症にはなりませんでしたが、

みるみる体が動かなくなっていく様子に

自分の頭が追いついていけませんでした。

頭でどうのと考えるより、動いて介護するしかないわけで。

 

ですが監督のご両親は90前後でもお元気な方です。

リンゴ食べれるのですね。

驚きました。お二人とも歯が丈夫だ。

お父様、眼鏡かけずに新聞や辞書を見てるってすごいなあ。

 

見ている私がこれだけ辛い気持ちなのに

実の親を撮り続ける監督の胸中はもっとつらかったでしょう。

続編もあるんですね。

見れるかな。つらいしな。

 

親もそうですが

自分が年老いて動けなくなり

息子や誰かに迷惑をかけることは出来ない。

ぼけるのを防ぐには

夢中になれる趣味や、話すことは脳にいいそうですね。

話を組み立てることで脳が活性化するのか。

趣味は映画見ることだけど、あまり話は得意じゃないんだよな。

歌もいいんですね。

よし、また歌を再開しようかな。

父が亡くなって歌うことから遠ざかっていたしな。

 

CMでやっていた。

80年前はオムツをしてた赤ちゃんの自分だった。

その80年後、またオムツをつける自分になった。

って。

長いようで短いな、人生は。

30年前の自分と今を比較してみてもたいして変わりはない。

そりゃあダッシュ走りは遅くなったし、

シワとかも多少はでてきたけど

自分一人で何でもできる。

じゃあ今から30年後も同じか、と言われればNO。

生きてないかもしれないし、オムツしてるかもしれない。

たぶん後、10数年後には一人でなんでもできなくなるかもしれない。

うわ~滅入るな。

人生短い。

 

このドキュメンタリーを見て

自分の親を重ねて見てしまいましたが

あともうひとつ。

彼様の高齢のご両親。

現在2人きりで暮らしているご両親のこと。

もっと彼様と私でご両親について話し合いたいなと思いました。

 

全然他人事ではないドキュメンタリー。

見てるのもきついし、悲しくなってくるし

変に動揺しまくりでうまく言葉に出来ないわ。

 

 

 

 

 

 

 

ぼけますから、よろしくお願いします。