消された女

消された女

 

 

監督 イ・チョルハ

キャスト

イ・サンユン…ナ・ナムス

カン・イェウォン…カン・スア

イ・ハクジュ…ハン・ドンシク

 

 

見終えてから、

ちょっとモヤモヤが残る作品でした。

ラストのどんでん返しがね、早送りのような回収戦略だったので

頭が追いついていかなかったのよね。

ようやく整理できそうかも、と思ったところで

じゃあ行方不明になった彼はどこ行った?

とかでスッキリできなくなったし。

 

これ、サスペンスと社会の闇でとどめとけばいいものの

なんかちょっとグロっぽいのも入れちゃったんで

そんなことしなくてよいのに、と感じました。

あんなシーンいらないでしょ。

韓国だからか?

 

って、これ実話がベースでの着想ものなんだ?

強制入院だとか臓器売買だとか

知れば知るほど反吐がでそうな闇深いキショさ。

一体いつの時代だよ、とも思うが遠くない事件なんだろう。

法改正はこの事件で改正されたようですが

本人の同意なく強制入院って…じゃあ人権は?ってことになる。

 

実態を知らしめるために

スアはナムスに会いに来るよう手帳を使ったわけだけど

この設定もちょっと無理がある。

それと、ハンドンシクの行方。

放ったらかしで終わらせるのはスッキリせず、本当に嫌。

 

舞台設定や役者陣、映画の冒頭の緊迫さなど

良かったとは思うのに

真実のどんでんが複雑で疑問も残る終わり方だったので

私としては失敗やん!としか言いようがありませんでした。

未だにモヤっとしてるしな。

 

 

 

 

 

消された女