監督 武正晴
キャスト
満島真之介…荒井トシ
玉山鉄二…川田研二
正月からこういうのを見てみたぞ。
ずっと山田孝之主演ばっか見てるなー。
役者としては好きです。
で、これ。
「お待たせしました。
お待たせしすぎたかもしれません」
芸人がパンツ一丁でカメラ持って誰かの真似してる。
それぐらいの認識しかありませんでした。
ウケてるのはなぜだか男性ばかりで。
ああ、AV監督のことなんだ、と。
だからその監督さんが「村西とおる」という人というのも
全然知らないとこから見始めました。
この人の半生、成功から転落までを描いたドラマでした。
山田君がこの役を立候補したそうですね。
まぁ~この監督のどこかに魅力があるのでしょう。
シーズン2まで全部見たけど、私はその魅力がわからずで。
顔すら知らないのでYouTubeで監督本人も見てみました。
喋り方が同じだった。
いざ撮影するときにはスイッチが入るのか、
話し方や声のトーンが上がるのね。
満足したわー最高だったわーとは思ってませんが
役者さん達の体もはった演技はビンビン感じました。
かなりきわどいしね。
けれど卑猥に感じたかというと、それはなく、
なんでか性交シーンは面白いぐらいに笑えた。
このエロと笑いが交じるポップな仕上げは見事。
自分の感想を横に置いといても
熱量はかなり高かったと思います。
ポップといえば
曲入れの使い方も良かったです。
名曲揃いなんで。
シーズン1の方が強烈に残りました。
なんてったって黒木香を演じた女優さんが
黒木さんご本人にものすごく似せた演技で
素晴らしいぞとさえ思ったし。
一番称えたいのが黒木香役の女優さんでしょ。
どこぞから見っけてきたのだ?この女優さん。
ちょうどビデオ全盛期の頃の80年代後半から90年代前半。
当時私はレンタルビデオ店でバイトしてたので
パッケージにビニールプレスしたり
アダルトコーナーも札返しに行ってました。
当時は桜樹ルイが流行ってたような記憶が。
顔が可愛かった。
タイトルがえらく長かったり、パロってたりで
どんな人がこういうタイトル付けとんだ?と(笑)
AV監督の半生だから、ちょい共感はしづらいのですが
でもモノづくりに対して
ここまで全身全霊をかけて生きてきた執着心は
ある意味偉人だと思います。