はるヲうるひと

はるヲうるひと

 

 

監督 佐藤二朗

キャスト

山田孝之…得太

仲里依紗…いぶき

坂井真紀…峯

 

 

見てからだいぶ経過しての感想です。

これ最初、山田君と佐藤ジロさんが出てたので

福田監督?と思った。

が、雰囲気コメディ映画でもなさそうだし

そもそも笑いよりまとわりつく重苦しさが漂うし

なんなん、これ?

でした。

 

ジロさんが監督だったのね。

こういうの…やりたかったんだ?

みんなが思ってる元々の佐藤二朗像から

かけ離れてるというか。

 

俳優陣の演技でどうにか見れたけど

脚本に関してはうーん、ですね。

演技の良さとは別に人物設定ですね。

特に仲里依紗演じるいぶき。

謎が多すぎます。なんの病気?

精神的に問題があるのか、

肉体的に持病があるのかわからなかった。

 

佐藤二朗の役も本人のセリフからパクりますが

ハナクソみたいな人格。

どの時代として作られてるのか存じませぬが

裏と表のやってることが奇怪すぎてついてけない。

私が神ならそのへんにくっついたハナクソみたいに

指でピッと佐藤二朗を吹き飛ばしたくなる。

キショ、気味悪い人格。

 

置き屋の3人組女郎のキャラは

各々に個性があっていいね。

彼女たちがこの映画を和ませてくれた。

ていうか、彼女たちのように明るく強くないと

こういう仕事できないんだろう。

メガネの子は…うーん。

 

山田君の絶叫や泣き演技はマジ震えるね。

悲しみや辛さが画面越しに感じられた。

この地獄から抜け出せるのかね、得太。

 

第一にどんだけ音量を大きくしても

ボソボソ声でハッキリ聞こえないのが邦画の嫌な所。

そんで、この終わり方。

なにも進んでないような終わり方。

 

芝居のチカラのみで押し切った感じで

こびりつくエグさも薄かった。

 

 

 

 

 

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