金の国 水の国

金の国 水の国

 

 

監督 渡邉こと乃

声 

浜辺美波…サーラ

賀来賢人…ナランバヤル

神谷浩史…サラディーン

 

 

とーーーっても素敵なお話でした。

これは人に推せるアニメだなあ。

 

戦争をせずに

国交を開き、結び友好関係を築く。

みなが傷つかない解決方法。

リアルな世界のこの世でもこんなふうに変われればいいのにな。

 

 

あとサーラとナランのロマンス。

相手のためを思ってこその愛。

うわ~、体の芯があったまったわよ。

口元ゆるみっぱなしでした。

絵が美男美女すぎないで、親近感わく。

 

チャラ男かと思ってたサラディーンも

いざという時には行動で示す男!

「すずめの戸締り」よりわかりやすい

右大臣、左大臣の役職ww

 

優しさやトキメキや嬉しさや可愛さ。

すべて正の感情にくるまれつつの

最後の「おしまい」のくだり。

ホントに気持ちがハッピーでしかたがないわ。

 

国で一番賢い男を婿にって。

最初のナランバヤルを見た時にゃ

そう思わなかったのに

もしかして本当にこの人は賢いのかも?

と思えてくるところが良かった。

 

サーラの姉さんと初めて話した会話の内容や

サーラの父、国王を説き伏せてるとこなど

頭の回転がよっぽど速くないと

あの状況で人の心を動かす言葉出てこないでしょ。

洞察力や状況に応じた判断力、

あと自国他国問わず未来の見通しや発想転換など

アホじゃ務まらん。

 

これって原作、日本の漫画なんだよね。

ジャケをパッと見た時には気づかなくって

てっきり外国の童話っぽいアニメと思ってたので

日本物と知り驚きました。

 

暗殺者ライララが気になる存在でした。

それと右大臣ピリパッパ。

声に出して「ピリパッパ」と言いたくなりました。

 

 

 

 

 

金の国 水の国

Winny

Winny

 

 

監督 松本優作

キャスト

東出昌大金子勇

三浦貴大…壇弁護士

吹越満…秋田弁護士

 

 

実話だったんだね。

この映画を観るまでWinnyの存在自体も

こういう事件があったことすら知らなかったし

映画をとおして、わかりやすく作ってくれた

脚本も兼ねた松本監督に感謝。

その松本監督はまだお若いのに

こんな社会的な、日本ではあまり扱わないものを

題材にするとは

目の付け所が人と違うわ。

 

 

システム開発に関わっているお仕事の人や

そう、プログラマーというのか

そんな職種の人達からしたら

かなり期待して見れた映画だったのではないでしょうか。

 

映画のセリフでもあったように

私もよいお年頃なんでアナログ人間なんですよ。

そんなネットに疎い私でも

法廷シーンや、警察という権力問題なども含め

だいぶわかりやすくまとめてくれたのかもしれない。

法廷の裁判長も映画で見る限りかなりのお歳なので

著作権絡みの事件ならまだしも

ソフトウェアや違法アップロードのことなんて

わかるのか?と思ってしまった。

 

最後に本物の金子さんが映ってるのも見ましたが

金子さん役を演じた東出も

なかなか似せてきてて熱演してたなーと感じた。

吹越さんや法廷で目が泳いでたいっけいさんの演技も

さすが俳優さんだな、と。

 

愛媛の裏金問題も本ストーリーと

つなげてきましたが

この問題も別映画として作ればよいのでは?

誠実さや正義感が強い故、もしかすると

組織ぐるみで抹殺されてしまうのではないかと思ったし。

と思うほど、私は警察組織は信じてない。

ブログで何回も言ってるが

警察と政治家と医者と弁護士は鼻っから信じてない。

吉岡演じた、この仙波さんという人物のその後も

興味深いしね。

 

法廷で。

傍聴席にいた金髪のオッサンが目立って

そっちをチラチラ見入ってしまったよ。

 

 

 

 

 

 

Winny

インシディアス 赤い扉

インシディアス 赤い扉

 

 

監督 パトリック・ウィルソン

キャスト

タイ・シンプキンス…ダルトン

パトリック・ウィルソン…ジョセフ・ランバート

シンクレア・ダニエル…クリス

 

 

あの「インシディアス第2章」から10年後の話。

一番最初のも、第2章も見てるんだけど

どうにもうろ覚えになってます。

ってか、パトリック・ウィルソンって

死霊館」のほうがイメージ強くって

あれ?妻が違うぞと脳内勘違いしてた始末。

 

そのパトリック・ウィルソンが監督も兼任してて

ジェームズ・ワンはもう手を引いちゃったのかな?

この前作第2章の時の息子役だった子も

9年かけて成長してまして、同じ人が出演。

冒頭で昔の家族姿も出てくるので

おっきくなったなあ息子、

子供の10年間はかなり変わるしね、と。

 

ちなみに3作、4作目は見てません。

 

父と息子の幽体離脱系話でした。

やっぱり親子の絆が強い内容になってるね。

絵、絵が怖い!

幼児や少年が黒っぽい絵を描くと、なんか怖い。

 

そして音とか映像とかビックリ系。

ジャンプスケアっていうんでしたっけ?

だけど悪霊のその姿をちゃんと見ると

鼻で笑ってしまうほど造形が面白い。

いや、ちゃちい…。

なので一瞬だけおどかしてはくれるのに

そこまで怖くは見せない映画。

MRIに入ってた狭い空間シーンの方が

よっぽど私には息苦しかったわ。

 

それを考えると

インシディアス」という映画のシリーズを

完結させたかったのかなーと。

もうこれ以上、代々シリーズとしてつなげる必要ないでしょ。

あ、でもそれを無理矢理つなげてしまうのもホラーの醍醐味か。

あれから何年、またしても…ってパターンで。

 

エリーズの出演は嬉しいものの

もし1章、2章を知らない人がこれを見たら

なんのこっちゃ?になるよね。

それを考えたら、うーん、な作品でした。

 

 

 

 

 

インシディアス 赤い扉

トランスフォーマー ビースト覚醒

トランスフォーマー/ビースト覚醒

 

 

監督 スティーブン・ケイプル・ジュニア

キャスト

アンソニー・ラモス…ノア・ディアス

ドミニク・フィッシュバック…エレーナ

ピーター・カレン…声オプティマスプライム

 

 

今回も力作でした!

で、監督もマイケル・ベイではなくなった。

 

ビーストというから

最初のマクシマル、ゴリラやハヤブサの変形動物たち。

出番がどうしてもオートポットより少なかったのが残念か。

この、車や動物型ロボットが

変形してロボットに姿を変えていく工程がホントに好き。

ワクワク度がMAXに高まる!

 

ひとつ前に見たミッションインポッシブルより

コッチの方が私は断然好きです。

興奮!アドレナリン出っぱなしになる。

 

比較してはいけないかもしれませんが

戦闘シーンもこちらの監督の方が見やすかったです。

見づらい画のカーアクションも含めて。

 

それと人間役の男女2人も魅力的でした。

有名だったり、出来すぎた役者さんだと

色眼鏡で見てしまうこともあったりするので

新鮮に見れた。

 

あー、前の映画で主役はっちゃったバンブルビーだから

こっちでは出番はお休みなのね。

その代わりにミラージュの出番を多くしてるんだ。

とビーが死んじゃった直後に思ったんだけど

こんなに話が面白いのなら、「バンブルビー」観なくっちゃ。

TFに気持ちが盛り上がってなかったので

バンブルビー」を見逃してた。

これは見なくてはいけないね。

それに私は字幕で見たのですが

吹き替えも面白いという感想も気になったので

近いうちに吹き替え版も見てみます。

 

結局ね、小難しいのではなく

子供が見てもわかるようなベタな映画が好きなのです。

ロボットなのに顔の表情筋を動かして感情が現れてたり

カシャカシャカシャと動かせば、違う物体になったり

もっと言えば

ノア君がまさにアイアンマンみたくなっていくような

「うぉ~?」っていう展開にも驚きがあったり。

ビーが復活したのならミラージュだって…

という期待を裏切らなかったり。

最後の最後まで余すことなく楽しめた。

 

欲を言えばビーストたちの活躍は

アニメだけでなく、

コンボイたちが出てこないビーストたちの映画を作ってもらいたい。

 

早速見ますよ、「バンブルビー」を。

 

 

 

 

 

トランスフォーマー/ビースト覚醒

ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE

ミッション:インポッシブルデッドレコニング

 

 

監督 クリストファー・マッカリ―

キャスト

トム・クルーズ…イーサン・ハント

ヘイリー・アトウェル…グレース

レベッカ・ファーガソン…イルサ

 

 

もう~すっごい忙しい時に

ほぼコマギレで見てたのでテンション高まらなかった。

これは自分が悪いのだ。

5~10分おきに停止や再生でブツブツとこまぎってたので

途中からトムが中井貴一に見え始めたしさ。

なぜか中井貴一

 

映画公開前からその予告で結構ハラハラシーン

流れていたのを記憶してましたが

やっぱりラスト30分前から眼が離せなくなったわ。

話のスケールがでかいのは、このシリーズでは当然ですが

映画というより、トムのショーを見てるようで。

CGに頼らず、自ら体を張ってスタントしてるのを

知ってるだけに

よけいにトムの映画愛を感じることもでき。

といっても、コマギレで観ちゃってスイマセン。

それにトムの映画のこだわりに反して

家で見ちゃってスイマセン。

 

そんな中、ちょこちょこと出てくる

金髪暗殺者姉さんの存在がたまらなく目を引きます。

もっとじっくりポムさんを見たい!

アップで見たいぞ、彼女の顔。

ってなって脇役悪役なのに存在感が強い!

 

国際情勢の話がデカすぎて

かつスパイもんだから

私には複雑すぎて緊張感が湧かなかったけれど

これをアニメにしたら

まさにルパン三世だよ。

マスクや鍵、バイクダイブやパラグライダーなど

ルパンも飄々とやってのける。

ルパンと違って、生身の体なんだから

続編も気を付けて撮影してほしいものですが。

 

最後にイルサ!

あっけなさすぎで悲しいよ。

 

 

 

 

 

 

ミッション:インポッシブルデッドレコニング

すずめの戸締り

すずめの戸締まり

 

 

監督 新海誠

原菜乃華…岩戸鈴芽

松村北斗…宗像草太

深津絵里…岩戸環

 

 

映画って最初の15分ぐらいのつかみで

ストーリーに引き込まれるか、

つまんなそうと独断で判断するか

私なりの分かれ目になるんですが

これは冒頭から手ごたえがありました。

 

正直、もともと新海監督のアニメは興味がないのです。

話題性が高いから、ミーハーなもんで毎回観てるのです。

そして今回もそうでした。

 

前作もたぶん書いた感想だと思いますが

音楽、曲の挟み方にそそられる。

私ぐらいの年代にも興味を湧かせられる曲の流しかた。

ただ少しくどすぎたかなあ。

そんなに音楽に頼らなくても、と思い始めたし。

 

おおまかなストーリーは

監督が案する自然をテーマにしてて悪くないですね。

そこから枝葉でどういう世界観に持ってくかがポイント。

色々と思う所が後に残りました。

 

なんかちょっと文章がかたいから、くだけるぞ。

 

ダイジンという猫。

なんでみんなダイジンっていう名前で呼びたがるのか。

要石。神様?なんでスズメが好き?

サダイジンというデカい猫も出てきました。

じゃあウダイジンも出てくるのか?と思ったら出てこん。

で、あの猫も一体何者なんだろう。

 

文字にするのも気持ち悪くてイヤなんですが

ミミズのシーンが長すぎて。

それになんでスズメにはアレが見えるんだろう。

で、数分しか話したことなく、椅子に変身された草太に

命を懸けてまで恋心抱くって…。

 

という解消できない思う所。

 

あ、そうそう。

あともうひとつ思い出した。

環おばさんとのケンカ。

あれはサダイジンが背後にいたからその影響で

負の感情を吐き出しちゃったのか。

影響なかったら、口げんかの後に倒れるまでいかないよね。

 

草太の友達、

芹澤くんはハンパに見た目ナンパで好きキャラでした。

でも結局、全部をとおすとそこまで残る話でもなく。

監督と相性悪いのかな。

 

 

 

 

 

 

すずめの戸締まり

そして僕は途方に暮れる

そして僕は途方に暮れる

 

 

監督 三浦大輔

キャスト

藤ヶ谷太輔…菅原裕一

前田敦子…鈴木里美

中尾明慶…今井伸二

 

 

なんか色々面白い。

いろんな感情に振り回される話でした。

 

タイトル通り、大沢誉志幸の歌が最後に流れてくる。

で、歌詞通りなストーリーのかなーと見る前は思ってたのに

なかなか違ってた。全然違うわ。

 

彼女と同棲中、浮気がバレた。

さあ、どうする!

謝り倒すか、開き直るかだと思いきや

部屋を出て逃げるという選択肢をとるタイプは初めて見たわ。

 

ってか、別の場所に行っても

自分の分が悪くなったり、不都合が起きれば逃げる。

おもしれー!

こいつ、とことんクズだ!というのを見せつけてくれる。

こういうタイプって一生こうやって生きてくんだろうな。

そう簡単に変えられるもんではない、と思う。

 

と思ったら

父親がコイツを上回るクズ人間だったので

もう笑うしかない。

トヨエツ最高ヨ!

たまーにこんな自堕落な役をこなすトヨエツだけど

カッコよさを一切出さず、ピタッと役をはめてくれるのは流石です。

 

自分を映画の主人公に見立て、

ピンチの時には「面白くなってきたぜ」と考えれる

ポジティブな人はたぶんですが生き抜ける。

が、反対の性格の人は最終的には自死ですな。

逆境に立った時、本来の自分がわかるのかも。

 

でもな、主人公の彼はまだまだ若いから

どん底になってもどんなクズでもやり直しができる。

年老いたときに何もかも失ったら

なかなか難しい。

だから、トヨエツの最後の行動はとても勇気ある行動だったと思う。

 

あれ、トヨエツを応援しちゃってる。

主人公を完全に食ってた父親トヨエツ様。

 

あの~「なんか、ごめんなさい」っていうセリフ。

まあ映画だから気にしなきゃいいんでしょうが

なーんにもわかってない謝罪ってどういうこと?

「なんか、申し訳ない」「なんか」

わからないのに取り合えず謝っとこってことですよね。

なんか、小ばかにされてる感があるね。

 

まあいいや。

藤ヶ谷くんが途中途中、袴田吉彦に見えました。

なんか。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして僕は途方に暮れる