旭山動物園物語 ペンギンが空を飛ぶ

 

 

監督 マキノ雅彦

キャスト

西田敏行…滝沢園長

中村靖日…吉田強

前田愛…小川真琴

 

 

また見ちゃった。

少々、動物に飢えてるのか?私。

しかも前回見たのがちょうど4年前のこれぐらいの時期。

動物だけ見てれば、この映画は癒しになる。

 

実話だけどフィクション。

集客できずに廃園近かった園を復活するまでのお話。

 

たぶん前回も同じようなこと書いてたと思うんだけど

人間ドラマをあれこれ一切省いてくれれば

いや、動物に絡むことを少し入れてもいいんだけど

とっ散らかることなくうまくまとまったような気がする。

 

それか吉田君が冒頭から登場するんで

飼育員の吉田君視点の話でも良かったんだけど

旭山動物園とのお題なんで、やっぱり動物メインで。

 

実際にゾウに近づきすぎて亡くなった飼育員さんってのが

本当にいましたが

もっとずっと前の年月なので

それを敢えて入れなくてもよかったのでは?

園長はじめ、飼育員さんの奮闘記になってた。

 

動物に関してあまり詳しくない人でも

この映画を見れば

なんとなーく各々の動物の生態がわかるのかな。

 

例えば、

蛇はネズミをごはんとして、丸呑みする。

ミドリガメ外来種で自然界に放すとどんどこ増える。

カバさんは汚いお水で生活してる。

 

私は動物園でちょっと前まで働いてましたが

資格はないため、飼育員ではない部署でした。

生き物を扱う施設は

このコロナ禍の中で今は大変なことです。

ただでさえ来園者数少ない冬なのに

コロナの影響で臨時休業しなきゃいけない日もあったり。

 

それでも動物の食費や人件費等、

1日にどれだけかかるか。

民間の動物園、水族館は真面目に苦しく

踏ん張り時だと思います。

 

映画の旭山動物園は市で運営されてますが

それでも3億円の赤字から、あの時はどうにか脱却できた。

今はどうなんだろう。

 

まああんまり人が多いと

動物たちも気が散るんで「それなり」がいいのかね。

春に臨時休業してた時は

お客さんが来ないからのんびり過ごしてたよ。

 

最後に園長が定年で園を去るとき、

動物たちが一斉に鳴いてるシーンがあって。

ライオンの鳴き声、吠え声というのか、

お腹にズンズンときます。

まるでウーハー。

多摩動物園だっけかな、ライオンの鳴き声を生で聞いた時、

それはそれは大きな声で遠くまで響き渡ってました。

迫力あるねー、やっぱり。

 

旭山動物園とは関係ないですが

ミーアキャットはホント面白い生態です。

見てて飽きない。

 

 

 

 

旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ