ボーダー 二つの世界

 

 

監督 アリ・アッバシ

キャスト

エヴァ・メランデル…ティー

エーロ・ミロノフ…ヴォーレ

ヨルゲン・トーソン…ローランド

 

 

すっごいものを見ちゃったような!

想像をはるかに超えてたんで

ビックリしました。

ファンタジーと言えばそうなんだけど

ホラーでもないし、ドラマ?

 

冒頭から「?」でした。

主人公のオバサンに目を奪われ、

ひくつかせた鼻にまた目を奪われ、

搭乗者として現れた人(ヴォーレ)が同じ顔???

それにもまたまた目を奪われ…。

 

サクッと言えば

北欧の妖精だか妖怪が人間化してるんです。

トロルです。

 

そのトロルがどういうもんなのか、知りませんが

人間と一緒には考えてはいけない。

ヴォーレは男性の容姿で膣があり、子供が産める。

ティーナは女性ですが、持ってるモノは男性器。

この二人が裸になり抱き合い、森を駆け、

虫を食べ、餅のような赤ん坊も出てくるわ。

ん-ーーーーーなんとも目を背けました。

さすがにこの世で一番嫌いあのミ〇ズを食べるのは

ちょい待った!でしたわ。

 

これがアニメならまだいいのですが

いざ人間が演じてとなると

かなり歪に映るし、気色感じるし、

でも怖いもの見たさもあってで

かなりの複雑でスリリングな映画でした。

未知との遭遇をしちゃったっていうのかな。

 

ティーナを演じた女優さん。元はキレイな方です。

20キロも増量したとか。ヴォーレの人もだね。

特殊メイクもすごかったですが、マジに虫食ったんだろか。

 

見始めは驚きますが、

彼らの容姿は見ていくうちに慣れてきます。

虫さえ食わなきゃ、私は大丈夫です。

餅のような赤ちゃんも面白いです。

 

ティーナの心はキレイです。

最後のシーンで彼女は

希望を持ち、幸せに生きていければいいなと思うんですが

さてさて贈られてきたモノの尻尾をどうするんだろう。

彼女のその後を知りたい。

 

不思議な映画でした。

食欲減退しました。

 

 

 

 

ボーダー 二つの世界(字幕版)