監督 中野量太
キャスト
二宮和也…浅田政志
妻夫木聡…浅田幸宏
黒木華…川上若菜
なんかね。いい話だね。
いい家族だね。
前半で、家族でいろんな格好をキメて写真におさまってる
浅田ファミリーを見てて
うらやましく感じました。
うち、こういう家族ではなかったから。
浅田ファミリーだけでなく、
写真集の後ろに
「あなたの家族写真撮ります」とあり、
まさしに撮影を依頼した家族も
皆、あったかそうな家族だったから。
普通に家族で食卓囲んで食べてたり、
子供が親に甘えてたりというシーンを見てて
経験したことがない私には
なぜか今回は沁みるほどうらやましく思えました。
実際の浅田家の家族写真も見てみました。
優しく可愛らしいお父さんでした。
映画と同様、温かさが伝わってくる浅田家の皆さんでした。
…いろんな家庭があるからね。
自分のことは横に置いとこう。
でも、うちもこんな家族だった良かったのにーと
思った人も少なからずいるのでは？
前半と後半、ガラッと雰囲気変わります。
後半は震災のその後、写真にまつわるストーリーです。
でも基本的に「家族」というテーマがぶれてません。
そのバランスというのか、
つなげ方や持っていき方がうまかったなーと思います。
ヒゲニノも初めて見たかもしれません。
へぇー童顔なのに、なぜか違和感ないじゃん。
あと全然、菅田将暉に気づきませんでした。
まだ名の知らない俳優さんが演じてるのかと…
脇役としてボランティア大学院生という役に
おとなしく溶け込んでるわーと少し驚いた。
公開したときだっけかな。
映画の内容で、
家族全員でこういうコスプレをして写真を撮るんだ、
というシーンがあるんですよ、と。
だもんで、まさしを筆頭にして
浅田家の話がずっと進むのか、
ファミリー映画なのね、と思ってたんですが
まさか震災後の出来事がかなり中心でしたね。
泣けはしませんでしたが、こういう映画はあってもいいかも。
で、ラストのお父さんの生き返りみたいなのは、なにあれ？
あれだけは微笑ましく思えなかったぞ。
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