監督 ジョン・シングルトン
キャスト
ラリー・フィッシュバーン…トレの父フューリアス
モリス・チェストナット…リッキー
3月は昔の良作を見返してみよう月間。
未見。
すごくいやらしい考えなんだけど
平和ボケしてる日本人で
小さなことで悩んでる日本人で
よかったなと思った自分。
昔の黒人差別も未だに根強かったりするが、
同じ人種同士のいがみ合いや
黒人警官が黒人を侮蔑するなんてのも
治安が悪い場所だとあるんだね。
銃声やサイレン、ヘリの爆音が常に響いてる街。
死体が草むらの隅に転がってる街。
それを見に行く子供たち。
80~90年代だってのに、まるで戦争真っ最中のような街。
これが彼らの日常。
色々ショッキングでした。
温い日本人が映画を観て想像して
これって実際ホントのことなんだよねー
と語ってもしゃあない話です。
わかったふりはしてはいけない。
ダウボーイとして出演したアイス・キューブも
もしかするとこういうような経験を積んで
彼のラップが生まれたのかもしれません。
子供の頃のトレくんは可愛かった。
青年になったトレ君は10代なのにオッサン化してました。
キューバなんとかさんは時たま映画でお見掛けしますが
フケ顔なんで最初の登場の時に違和感。
トレ父フィッシュバーンと変わりないようないで立ち。
最後のテロップ
「平和を広めよう」
いつになったら戦争<平和になるんだろう。
やられたらやり返すという負の連鎖。
人間がいる限りゴールはないのかな。
トレ父の力説や教育論は素晴らしい。
映画ではたぶん30代だろうに、出来た人だ。