ファンタスティック・プラネット

ファンタスティック・プラネット (字幕版)

 

 

監督 ルネ・ラルー

   ローラン・トポール

ジェニファー・ドレイク…ティバ

エリック・ボーギン…テール

 

 

50年も前の作品よ。

なに、この気持ち悪いビジュアル。

なに、人間がペット化されてる様子。

なんちゅう異世界観。

最先端に尖ってるアート作品じゃん。

 

最初の方で子供を抱えながら坂を上ってる母は

青い大きな指ではじかれて転げまわってる。

きっとアリンコのような扱い。

いろんな服や帽子を着せ替えされてる赤ちゃんは

ハムスターぐらいの大きさのペットだろうね。

髪の毛を互いに結わかれ、闘ってる女たちは

カブトムシのようでもあり。

 

クセ強すぎ。

自分たちが子供のドラーグ人だとしたら

こんなことやっちゃってるんだろうなあ。

って、こういう発想をアニメにしちゃうのが凄すぎ。

 

ひとつ前に「ビッグ・リトル・ファーム」という

ドキュメンタリーを見て

無駄な命はひとつもないって書いたのに

この映画では

ドラーグ人からすると

人間の命があまりにも軽視されてて。。。。

まあ、いろんな想像力があるからこそ

こうしてアニメーションとして世に出てるんですが。

 

見たタイミングが悪かったです。

生物の大切さを謳った映画の後に

コレを見るもんではない。

 

微妙に不安感が押し寄せてくる映画でした。

そしてこの「切り絵」手法とビジュアル。

誰も真似できない、唯一無二の作品でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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