監督 マーティン・スコセッシ
キャスト
ロバート・デ・ニーロ…ジェームズ・ジミー・コンウェイ
ジョー・ペシ…トミー・デヴィート
苦手なマフィアものですが見やすかった。
小さい時からギャングの世界に憧れている
ヘンリー語りから始まるので
個人目線からの感情移入がしやすかったのかもしれない。
前半の使いっ走りから徐々に成り上がっていく姿。
いろんなことが優遇され、ある程度の保障と金も持てた。
憧れていたことが理想通りに現実になっていってる。
のに対し、
中盤以降は薬や余計な殺しなど組織のルールを破り始め
最後には無様に「死にたくない」宣言まで出始める。
上がって下がったヘンリーの人生でしたが
そのカッコ悪さも含めてゴリゴリに描いてない
ポップなマフィア映画でした。
ジョー・ペシ、トミーなる人物が
もぉ怒りの沸点が低すぎるのと
どこまでがジョークで、どこから本気なのかわからん。
絶対こういう人間には近づいちゃダメだ。
いつ殺されるかわからないので、関わっちゃいけないね。
自分から笑い話をしといて、みんなが笑い
「おかしいか。俺のどこがおかしかったんだ」と
突然にマジ聞かれされて、空気凍り付くって.。o○
こういう身勝手&不条理な人、リアルにいますし。
リアルといえば
映画でヘンリーが語ってたように
殺し屋や人を殺しに行くときって
グダグダ相手と話さず、スッとヤッちゃうのがリアルだよね。
相手の言い分なんかこれっぽっちも聞かないで。
だよねー、とよくわからない共感などしながら
思ったことなんだけど
一瞬しか出てこないサミュエルLジャクソン、スタックスの
殺され方は映画っぽかった。
レイ・リオッタは好きな俳優さんだったので
ホントにもう残念でしかたないわ。
ここまで見やすいマフィア物なら
もしかして「ゴッドファーザー」も楽しめるかも?
監督違うけど。