ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方

ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(字幕版)

 

 

監督 ジョン・チェスター

 

 

優しい映画かと思いきや

いい意味で裏切られた。

ドキュメンタリーでした。

 

夫婦が農場を作る。

自然と共生しながら暮らしたい、と

荒れ地の開拓からそれは始まる。

 

このドキュは楽しい面だけ録ってるわけではなく

自然が調和されていくまでの過程を

目をそむけたくなる出来事も含めて撮影されている。

 

動物の出産も、食い殺されて死んでいる姿も

異常に多いカタツムリも堆肥となる私の嫌いなミ〇ズたちも。

 

干ばつや極度の風。

多種多様な自然、生き物。

実りや被害。

自然のサイクルの流れに乗るまでは

かなり困難な状況に陥ってることが多々。

理想だけでは到底ここまで拡げられなかったろう。

 

次々に起こる問題。

愛犬トッドが悟りの境地を開いたかのような目で

物事を見てる(ような気がした)のをヒントに

直面した問題に真っ向から挑むのではなく

角度を変えて観察して見てみれば

意外や意外に解決策が導き出されていくのが面白かった。

 

自然界を住みやすく調和していこうと手をかけたファーマー達。

生態系を再現するために

生命の尊さ厳しさに目の当たりにしながら

漠然なんだけど宇宙を感じました。

命って、こんなにも尊く巡るものなんだ。

 

意味がない動植物などいないんだね。

外敵コヨーテも時として必要不可欠な動物。

Gだって、蚊だっていなくなれば生態系が崩れてくる。

実は無駄な命はひとつもない。

変に知識だか頭脳だかを持ってしまって

荒れ狂ってる一部の人間がいらないぐらいなもん。

 

自然を破壊してるのは人間だしね。

このクソ暑い夏も地球がとか温暖化が~っていうせいだけでなく

一部、人間が手を貸しちゃってるのもあると思うの。

 

私も壮大な自然界の一員であるならば

せめて必要ない人間にならないように

生きてる限り役割を果たしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(字幕版)