監督 バンジョン・ピサンタナクーン
キャスト
サワニ―・ウトーンマ…二ム
ナリルヤ・グルモンコルぺチ…ミン
シラニ・ヤンキッティカン…ノイ
全く情報ないとこでの鑑賞。
ホラーっつーので見始めたら
巫女霊媒師二ムのインタビューがずっと続いた。
あ、ホラーと言いつつもドキュメンタリーなんだ
と思いながら見てくと
違ってた。
モキュメンタリーでした。
で、オモシロ怖かったわ。
前半の二ム家系の流れが丁寧な作りだし
盲目の婆さんや、ミンの不可解な行動など
なんだか謎めいていて
これからどうなっていくんだろうという好奇心が
次々に湧きだしました。
中盤以降のミンが
完全におかしくなり出してからの暗視カメラでの様子。
ここからはもう作り物的な要素が強すぎて
パラノーマル・エクソシスト・白石監督の過去作などが
入り混じったような感じで興味が失速。
アジアンホラーなのでじめっとした感触は
バッチリありますが
ミンの派手な狂乱じみた動きや
儀式失敗後の弟子たちの低級霊もどきの動きは
少々やりすぎでは？と思ったり。
ちょっと間違えるとホラーコメディにもなりそうな。
そこをギリギリ笑いにまでいかせないように
ホラーチックに撮ってるとこがギリセーフ。
ただ、サンティさんの5階から落ちた姿は
ほぼ「女優霊」ですもの。
あーあ、と呟いちゃった。
でもそこらへんの
つまんねーホラー映画よりは良く出来てます。
怖さというよりは気味悪さ。
まさかの主役の二ムさんのあっけない退場で
どーなんの？という見てる側の放置感。
ラストにかけてはまさかのカオス状態。
精霊はどこにいっちゃったんでしょうねえ。
バヤンは邪神に変化しちゃったのでしょうかねえ。
で、ミンの体を乗っ取った悪霊たちは
…気になりますねえ。
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