BOY A

映画の感想

どうよ、これ。
デリケートな部分もあるから言葉選びそうだな。
見終わった後にWikiを見たら笑えた。

映画館大賞
「映画館スタッフが選ぶ、2008年に最もスクリーンで輝いた映画」
第81位。

81位って微妙をこえてランクにしなくてもいいだろ(笑)

主人公がとてもピュアな青年だ、というのはわかった。
ただ少年時代の彼の描き方がハンパなため
どれだけ残虐なことをしたのかサッパリわからん。
ギャップがありすぎ。

あの描き方だと
友人フィリップの行為にただ加担しただけのような。
あそこまで社会事件として世間をにぎわせてしまったのなら
エリック少年の歪んだ性格やら行動をわかりやすくし、
それをどう更生したのか見せてほしかった。

焦点を少年時代に持っていくか
この映画のように出所してからの中間にするか
世間に自分がバレてしまってからの後半戦にするか
だと思うんだけど、私はこの映画の流れじゃ納得せん。

監督が優しすぎる。
ストーリーが甘すぎる。
ギリギリの線で描いてほしかった。

日本の少年Aといえば
あの神戸の事件を思い浮かべてしまうのだが
この映画では「悪魔の子」とマスコミに言われてしまうのなら
同等な感じでも良かったのでは。
といってもこれはイギリス映画だからな…。