黒い司法 0%からの奇跡

黒い司法 0%からの奇跡(字幕版)

 

 

監督 デスティン・ダニエル・クレットン

キャスト

マイケル・B・ジョーダン…ブライアン・スティーブンソン

ジェイミー・フォックス…ウォルター・マクミリアン

ブリ―・ラーソン…エバアンスリー

 

 

実話に基づく映画。

何度も何度もこういう映画は繰り返し制作される。

人種差別。

それを真っ向から闘う人。

昔からあること。

なのに未だに続いてること。

いや、比べれば減ってはきているんだろうが

なぜにこれほど差別という物は根深い問題なんだろう。

人間が人間として存在している限り

なくならないものなのかね。

 

差別で真実が捻じ曲げられ

支配で真実が隠ぺいされる。

 

セリフにもあったように

「罪なき貧者が冷遇され

やましき富者が遇される」。

人種差別ではなく、もっと次元が低い話だが

日本でもこれに値すると思うよ。

 

餓死した親子のニュースが流れれば

金の問題で更迭された政治家がいる。

ああ、政治家が多すぎる!

議会で眠っている政治家は片っ端から辞めてってほしい。

 

話が脱線してしもた。

死刑囚ハーブ役の人の演技は

見ているこっちまで絶望と緊張の空気が感じ取れた。

え?まだ電気椅子だったのですか?

注射で眠りながらの執行はいつから始まったんだっけ。

電気椅子は…もう怖い。

グリーンマイル」見てからトラウマ。

 

マイヤーズ役の人も

あ、またこの癖ある演技特徴の俳優さんだ。

やっぱり今作もいい癖もった怪演してました。

 

エンドロール前に

実際の彼らが映し出されました。

マクミリアンの隣の房にいたレイが

30年ぶりに冤罪として出所した映像。

「有罪の顔してる」ので死刑囚に。

そんなことがまかり通ってる世の中。

警察検察の謝罪や金で

彼の人生が取り戻すことなんてできないのに。

 

勝利を収めたわずかな一部の成功例が映画化。

差別や冤罪で救えなかった命がどれだけいたか

と考えると

怒りが腹の奥の方で沸々と渦巻いています。

 

私なんかが勝手に怒ってもなんも解決しませんが

それを行動に移し、今なお戦って救っているEJIの方たちは

素晴らしいと思います。

 

 

 

 

 

黒い司法 0%からの奇跡(字幕版)