ノーウェア 漂流

 

 

監督 アルベルト・ピント

キャスト

アンナ・カスティーリョ…ミア

タマル・ノバス…ニコ

 

 

ネトフリのスペイン映画。

シチュエーションサバイバルスリラーです。

ひょー、ドキドキもんでした。

 

貨物コンテナの中に閉じ込められて

海のど真ん中で漂流しちゃうっていう

一体誰がこんなアイデア思いついたんだろう。

絶望感99%、希望1%の話だよ。

 

ライフ・オブ・パイを思い出しちゃったわ。

あれは幻想で生き抜いた少年の話だけど

こっちは生まれてきた赤ちゃんが希望を見出してくれた。

 

あの状況で救助してもらえるか?

あの状況で生き延びることが出来るか。

でもって、彼女は臨月間近の妊婦。

一緒に逃げた夫は別のコンテナに。

コンテナは自力で内側から開けられない。

そして周りは海だらけ。

赤ちゃんが出たがってる→一人で出産。

食べるものがない。

暑い。

コンテナに海水が徐々に浸ってくる。

赤ちゃんがとても元気でギャン泣き。

 

きっとミアは一人だったら

とっとと死んじゃってたかもしれません。

生きなきゃ、この子のために!

という想いが彼女を奮い立たせたんでしょう。

しかし、この並々ならぬサバイバル術。

かなり賢くないと思いつきません。

不安や恐怖、というより絶望感がハンパなく先に立つよ普通。

 

食べるものが底をついた時。

そうか、胎盤という手があったか。

ちょっとグロ要素強かったけど、そうだよな。

究極に迫られたときはそうするしかないよな。

生きるためには。

 

クジラが出てきましたが

それよりサメに襲われなくて良かった。

 

筋肉がギュッと縮むような

こういうお話好きです。

死ぬより厳しい、生き延びる知恵と体力映画。

何度も息をのみながらの鑑賞でした。