監督 ゲオルギー・ダレリヤ
キャスト
スタにスラフ・リュプシン…おじさん
レバン・ガブリアゼ…バイオリン弾き
このハチャメチャなコミカルな設定を
いつ受け入れられるのかなとあぐねいていたら
いつの間にか勝手に受け入れてました。
なんていうか、
すごいもん見ちゃったな映画でした。
いきなり知らない惑星に飛ばされて
パニくるわけでもない男二人だが、
やっぱり到底理解不能。
ついでに見ている私も理解不能。
そのうち現れた小汚いオッさん2人。
妙なポーズをとりながら「クー」しか言わん。
見ていくうちに
時たま違う言語も話したりはするけど
その言葉も限りなく少なく、基本その他の表現はすべて「クー」。
小汚いオッさんたちの小さい方の笑顔は
イタズラ大好き!ってな無邪気そうな顔で好きだが。
音楽もゆる~くクセになる。
♪ママ ママ ~
テレビで流れてたオリジナル曲より
彼らが歌ってるほうがしっくり聴こえるのはなぜだろう。
ここまでシュールな世界観に達してれば
おふざけ映画を通り越してカルト的人気になるわ。
しかも、こっちの方が80年代なので古い。
こういうのも作れちゃったりするんだね、ロシアって。
見終わった後、
一緒にあの変なポーズで「クー」って挨拶したくなる。
日本なら、お手々広げた四股ふみポーズ。
誉め言葉だけど
変な映画でした。