キャッチコピー
「クズども、地獄でさまよえ」
アマンダ・エイドリアン…ゾーイ
ロドニー・ローランド…トレイ
マーク・アンソニー・サミュエル…デイン
・哀しいホラー映画かも
B級の部類に分けられてしまうのかもしれないよ。
で、背景見てると低予算なのかもとも思う。
だからきっとこれは面白くないんだな、と想像。
ところがだっ!
どっこい、頑張っちゃってる感が伝わってきた!!
主人公はろうあ者の女性。
もうその彼女が体当たりの演技してくれたね。
善人は善人で、悪人は悪人でとハッキリしてるわ。
ホラー映画で、とり憑きもの、ゾンビ、
それでもってグロテスク。
ウジ湧きすぎ。
ああ~キショッです。虫は苦手だ…(-_-;)
監督は腸を出すのがお好きなようで
はらわた裂いてはグニョーンとのびる腸。
映画のそういうシーンはさして苦手じゃないけど
うーん、決して気持ちのいいものじゃないな。
原住民のアパッチ族、大尊長の霊に憑かれちゃった
ゾーイちゃん。
体はほぼ死んでて機能してないっていうのに
尊長霊のせいで無理矢理生かされてる状態でカワイソウ。
骨折れてるのに、工具みたいなので固めてガムテで修復。
腸丸見えなのに、砂つめてガムテでお腹を修復。
もうまるで簡易ロボットのようでなんだか切ない。
そんな姿なんて恋人に見せたくないよ。
そりゃそうだ。
でも会いたい。
最後に一目だけでも会いたい。
触れたい。
捕らわれた彼が、鏡越しにゾーイちゃんを見ることができた。
曇ってハッキリとは映ってないけど
悲惨な姿のゾーイちゃん。
泣きながら崩れ去るかのように去っていくゾーイちゃん。
切ないのぉ~(。pω-。)
最後はもっと切ないんだよね。
あんなお別れ嫌だ。
でも伝えられて良かった。
・チェーンソーは最大武器
場所が農場ってのもあるんでしょうが
悪人トレイが最後にゾーイちゃんと戦った武器がチェーンソー。
見ながらふと思いました。
あのジェイソンもチェーンソー振り回してた。
悪魔のいけにえも持ってたよね。
あ、これは悪魔の~のほうが時代的に先だっけ?
これも最強武器がチェーンソー。
重いのにこれはかなり強力な殺人武器なんでしょうか。
まあ、ナイフよりは切り刻みがハンパないってのはわかるんですがね。
斧じゃダメなんでしょうか。
しかし、このトレイたちの集団は根っからの悪人たちですな。
ゾーイちゃんに次々と殺されていくさまはいい気味とさえ思って見てたわ。
殺されたバーテンダーの父ちゃんも途中参加してましたが
やっぱり良心を持ってない人だったし。
・少しだけど笑えたシーン
特別爆笑したわけではないですが
グッドなセリフがありました。
一番最初に殺された警察官のジェド。
腹をかっ割かれたときのセリフ。
「人を缶詰みたいにひらきやがって」
ナイスです!
そんな捨て台詞吐いて逝けるなんて。
あとはゾーイちゃんの手当てに励んでた時の
アパッチ族の先住民の人。
本人はたぶん必死にお祈りをしていたんでしょう。
ゾーイちゃんが早く意識が戻り、治ってほしいと。
ただ踊りがどうしても不真面目に見えて仕方なかった。
こういうのってまじないの一種なんでしょうが
治るのでしょうか。
雨乞いとかもそうですが、人の必死な想いや一念をバカにしちゃいけないよね。
スマン。