クラウド アトラス 感想

トム・ハンクス

ハル・ベリー

ジム・ブロードベント

・6つの時代が同時進行ザッピング

えらい複雑な映画があったもんだ。

最初の15分で挫折しようと思ったが

手放すのが惜しい気がして見続けた。

場面が変わるんじゃない。

いきなり時代が変わっていくんで

かもたまーにその時代のシーンが

とてつもなく短く、次の時代に移行するんで

はじめ慣れるまで頭がこんがらがる。

トムハンクスもハルベリーも

その6つの時代に出演中。

ただし主役級ではなく、

時代によっては脇役になってたりもしてる。

まだトムハンクスはあの顔立ちから

ああ、これはトムハンクスだと識別できるが

ハルベリーは後から調べて「え?ハルだったの?」

と気づかないで見過ごしてしまってたシーンもあった。

まあハルベリーに限らず

他の役者さんもほとんど「え?」ってのが多かったし。

ヒューグラントも6つの時代に出てたようだが

全く気付かなかった時代もあり。

ただ映画が長いんで見直す気もない。

役者さんたちにとったら

貴重で楽しく演じたのかもしれないよ。

1本の作品でいろんな役ができるんだもん。

これは見る前に予習した方がいい映画なのかな?

と思ってもみたけど

きっと予習したら余計に混乱するかも。

見終わって

後で調べた方がいいのかもしれない。

役者がどーの、っていう見方より

この映画の言わんとすることを

先決に理解した方がすっと入りやすいかも。

一つの魂が

6つの時代を経て

なんらかの形でかかわりあってる

という言い方がわかりやすいかな。

それがもうちょっと複雑化してるんだけど。

だから一つの時代のシーンで

出てこない人は

きっと生きて死んでく間に

何かしら接触してるかもしれない。

この映画以外のどこかで。

そう考えると

自分にもあてはまるよね。

運命的な出会いとか既視感とか。

まあ魂は輪廻転生繰り返すっていうけど

もしかすると人間じゃなく、犬だったかもしれないし。

ハエだったかもしれないし。

現世の知り合いは

どこかで過去で出会ってるんでしょう。

未来でもどこかで出会うんでしょう。

ハエで再会したりしてww

クローン少女の革命の時代では

特殊メイクが施されていて

あの人がこの役やってたの?と驚いた。

アバターみたいな感じだった。

崩壊した地球の戦いの時代では

サイバーな時代から一変。

「300」かよ、と思うような。

太古の時代に戻っちゃうのね。

3人の監督で(うち2人は姉妹)

よく映画化されたなーと思う映画でした。

姉妹のウォシャウスキーさんたちは

元男性だったようなんで

生まれ変わりという意味では

ある意味当てはまる内容かもしれません。

決して軽口で言ってるわけではありません。

見終わった後

大きな大きな深呼吸をしてしまった映画です。

クラウド アトラス (字幕版)