十二人の死にたい子どもたち

 

 

監督 堤幸彦

キャスト

杉咲花…アンリ

新田真剣佑…シンジロウ

北村匠海…ノブオ

 

 

こういうの好き。

密室系っていうの?

心理劇っぽい、たくさんの言葉で謎を紐解いていくってやつ。

原作は未読。

 

テレビの予告でさんざんやってたよね。

インパクトあったなあ。

 

もちろんタイトルはあの例のやつにもじって…でしょ?

十二人の~だから。

そしてどうやって逆転裁判じゃないけど

話をひっくり返していけるのかという。

 

これがたぶん洋画で若い役者集めての、だったら

きっと私は各々のキャラクターを把握せずに

誰が誰でどうなんた?で終わったかもしれない。

邦画だからか、

顔を知らない若手の子たちも役名でしっかり覚えられるから

混乱することなく見れたのが救いです。

 

それとしっかり各々に個性が出ていたので

なおさらわかりやすかった。

結構派手目な役の子たちはそこまで有名でないので

ちゃんと派手容姿としてインプットできたし。

 

花ちゃんはこれまた、ダークな役で。

上手いよ、確かにうまい。

でもなんだろか。

うるさかった(笑)

声が通るのはわかったので、

もうちょっとクールに話してもよかったんじゃない?

 

子どもたちというからには

10代の未成年の役者さんをそろえてくるのかと思いきや

20代の皆さんを起用したんだ。

少し違和感があったけど、まあ許容かな。

 

さて本題。

そういうサイトから募った人たちがここに集まった。

思いつめてる人もいれば

それなりにカラッとしてる人や、

妙に明るい人もいたりして。

確かにそれぞれ思い悩んで、なんでしょうが

ある種ゲーム感覚なのかね。

自殺することって。

という重さがあまり見受けられない。

 

本当に死ぬことを考えてる人は

他人のことをかまってる場合ではない、んじゃないかな。

どう思われようと

人が一人増えてて、もしかすると加害者になるかもとか

その人は登録されてないからこの部屋から出さなきゃとか

妙に律儀な日本人としか…。

 

人が一人多いってことに

話がいきだして

彼らの死にたい事情が浅くなりすぎた。

 

金髪女子高生の死にたい理由が

きしょいオヤジにべろちゅーされて…のくだり。

ああ、感染しちゃったのかと思いきや

ヘルペスというカックンなオチが受けました。

 

と、色々言っちゃってますが

決して途中で放棄したくなるような映画ではないことも確か。

評判悪かったみたいですね。

私はもう少しショッキング要素があったほうが好み。

全体的にマイルドだったし、

皆が別れる時は笑顔でバイバイ…おいおい。

青春映画かよ!って思いましたわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

十二人の死にたい子どもたち