同じ遺伝子の3人の他人

 

 

監督 ティム・ワードㇽ

 

ボビー・シャフラン

デヴィッド・ケルマン

エドワード・ガーランド

 

 

ドキュメンタリー。

と思わず、映画だろうなと見たが違ってた。

 

この背景、母親が多胎児を産み、

それぞれが別の家庭に養子としてもらわれた。

その過去を知らない彼ら2人は

ある日偶然に短大で出くわし、過去を知り、

新聞に載った経緯でもう一人いることも知り、

一躍有名になった。

 

その3人が同じ顔、同じ髪型で

テレビにも登場し、3人で共同経営した店を持ち

それはそれは不思議で微笑ましくって

「こんなこともあるんだなあ」と思いながら見てたら

そこから何とも言えない悲しい人生になってった。

 

もう一人いたらしく、実は4つ子だったようだが

一人は死産だったみたい。

 

なんかもう可哀想でね。

いたたまれない気持ちになりました。

 

出会った方が良かったのか、

出会わないで知らないでいた方が良かったのか。

 

人の運命は遺伝で性格や性質が決まってしまうのか。

それとも育った人間関係などの環境で決まるのか。

君たちは長年にわたってその実験の被験者なんだよ、

と聞かされた時にゃ

心がどこまで理解していいもんだか。

 

「実は自分には離れて暮らす双子(3つ子)がいるんだよ」

大人になって、突然そんなこと言われたらどうするよ?

 

いざ会ってみて

趣味嗜好が似てる。

顔が同じ。

やってきた部活も同じ。

 

 

どうするよ?

 

いい面だけじゃない。

自分の嫌な面も一緒だったらどうするよ?

 

私なら人と喧嘩するとすぐ顔に出てムスッとして

喋らなくなる。

壁を作って、近寄らせない。

相手も同じなら…もう顔が一緒でも仲良くなれない。

さいころから一緒にいたわけでもないし。

別にそのまま喧嘩別れでサヨナラでもいい。

 

と、私も相手も同じ頑固な性格なら

もうそれで付き合いは終了。

 

ただ、これが環境によって

性格や考え方など変わってくるものなのか?

 

研究者はこういうのを実験したかったんですかね。

私なら、やっぱりもう一人の自分はゴメンです。

 

 

 

 

 

 

同じ遺伝子の3人の他人(字幕版)