好きにならずにいられない

 

 

監督 ダーグル・カウリ

キャスト

グンナル・ヨンソン…フーシ

リムㇽ・クリスチャンスドッテイル…シェブン

シグリオン・キャルタンソン…フーシの友人

 

 

クリスマスイブっつーことで、これをチョイス。

見てよ、このジャケット!

なんて明るそう!

デブのオッサンのコメディロマンスなんだろうと。

 

おっと?

冒頭から切ない音楽だし、主人公フーシはシリアル食べるのか。

っていうところから

延々明かるくならないストーリーが続く。

 

見た目が巨漢で髪の毛も薄毛で

お母さんと暮らしてて、童貞らしい。

年は40代のようだ。

趣味はミリタリージオラマ

職場ではいじめられてる。

 

でもフーシ、腹黒くないし、

手先は器用だし

タイ料理通っぽいし、DJと仲良し。

見た目はああだけど俄然いいひと。

よーし、フーシがどうなるのか応援するぞ!

 

話は進み、絶対フーシは幸せになるんだ、

という期待を込めながらじーーーーーーっと見てました。

好きになった彼女には一途だし、

彼女のために不器用ながら行動にも移してるし

やっぱり彼を応援してた。

 

最後、なんだよ!なんでだよ!!!!!!

なんだよ、この終わり方!!!!

どこまでフーシの人生の一部分を

悲しい結末で見納めなきゃいけないんだよ!!

フーシをバカにしてんのか?

こきおろしてどうすんだよ。

なんだよ、この物語は。

なんだよ、アイスランド映画って!

 

切り替えた。

これはフーシの人生のとある、ちょっとした

短い一部分であって

これからフーシは絶対に幸せになるはずだ。

続きは私たちの脳内でハッピーエンドにさせなきゃ。

 

フーシを演じるグンナルヨンソンさんは

控えめなコメディアンでもあるそうです。

ならば、人々を笑わせてくれる映画に出てほしかった。

クリスマスイブにはふさわしくないかもしれない

悲しすぎる終わり方だった。

 

あ、これも切り替えた。

邦題の「好きにならずにいられない」は

この映画を見てフーシをより好きになろう!

っていう応援映画なんだということを。

頑張れ、フーシ!

幸せになれるから!

 

 

 

好きにならずにいられない(字幕版)