ネイバー・イン・ザ・ウインドウ

 

 

監督 ミンハジ・フーダ

キャスト

ジェイミー=リン・シグラー…カレン

ジェン・ライオン…リサ

ジェフ・グスタフソン…カレン夫ダン

 

 

ご近所トラブルの映画ですね。

「スカッとジャパン」の深刻版のようでした。

 

新居に引っ越してきたモーガン一家。

裏にお住いの奥さんがアブナイ奴だったという。

 

最初は持ち物を真似っこして同じものを身に着ける。

そのうち、職場とかカレンの行く先を張ってストーカーまがい。

そしてカレンの夫を挑発するも失敗。

また被害妄想を装いながらの本当はただの嫌がらせ。

完全にマウント女。

まあ、病気なんでしょうねこういう人間。

 

世の中にはこういう人がちゃんと存在していて、

「良心を持ってない人」なんだそうです。

これこれこういう原因があるから

相手に嫌がらせするっていう理由が無し。

気にくわないから、っていうちっぽけな理由でもない。

怖いですね、こういう人間。

逃げるのが一番だわ。

 

私、働いてばっかでママ友っていなかったんで

(そもそもママ友という言葉が流行る前に子育て終わった)

つるんでどーのってなかったんですが、

隣同士のママたちと一緒に買い物というシーンは

見てて寒気しました。

ホームパーティーというのも

アメリカじゃよくあることなんでしょうけど

ああいうのも好きじゃないです。

 

っていうか!

知り合ってものの数分で会ったばかりの人に

我が子が死んじゃって…っていう話なんてしませんよ。

はぐらかすでしょ、まだ出会って早々の人には。

少しばかり許した心の隙間に

「良心を持たない」リサはニュッと入ってきちゃったんです。

自分も子供を亡くしたのよ…と平気で嘘をつきながらね。

 

人を疑ってかかれ、というのも極端すぎますが

距離感って徐々に近づけるものであって

そんなにガッポリと最初から心開かれちゃったら

どうリアクションとったらいいのか戸惑うと思うんだけどな。

 

どうせなら真似っこの時点で

いっそのこと頭を丸坊主にしてみたら

相手も丸坊主にしてくれるかもしれませんよ。

「涼しくって気持ちーわー!」って涼し気に言ってみる。

 

カレンの旦那さんが蟹江敬三さん似でした。

 

 

 

 

 

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