監督 チャウ・シンチ―
キャスト
スー・チー…段
ホアン・ボー…孫悟空
パッケージがドラゴンボールみたい！
そっか、悟空はここからきてんだもんね。
チャウ・シンチ―は「少林サッカー」で有名ですが
私はこの監督の作品を見るのが初めてかもしれない。
さて、西遊記。
自分がちびっこの時に見た堺正章の悟空。
大人になってから見た香取君の悟空。
これは中国・香港の合作映画。
まあ、日本のファミリーで見る西遊記とは違うね。
なかなかグロい。
かけはなして見る方がいい。
でもね、これがかなりの傑作だったのよ。
そんなアッサリと怪魚にパックンされちゃうの？
と序盤からおののいた。
コメディチックなところもあるんで
そういう個所はクスクス笑かしてくれましたが。
スーチーが見ていくにつれて
どんどんかわいく思えて。
こんなにも切ない恋心をアピールしてるのに
振り向いてもらえない悲しい乙女がもうたまらん！！
その後の猪八戒にあたる人間の化身のお方。
お顔テカテカのラードマンみたくって。
いや、もっと驚いたのが悟空だよ。
蓮の花下の中に幽閉されていた悟空が…まさかの…
小汚いオジサンのような風貌。
ってか、中国映画なんで
よく見るとやっぱ日本人系統の顔立ちだから
日本の芸能人の顔にも似てるわけさ。
もう勝手に想像して名付けてしまいました。
玄奘役の人は中居＆小出似。
沙悟浄役の人は宇梶―。
猪八戒はテカテカISSA。
悟空は髪あり小峠。
スーチーは知ってるのでそのまんま。
蓮下から出てきた小峠は無事に極悪孫悟空になりましたが
こんなに悟空って小さいサルだったっけ？
それがまたホントに意地悪そうな顔したサルでやんの。
500年も閉じ込められてた意味が分かるよ。
血も涙もなさげな殺し方してくれちゃって。
だからね、日本で見てきた西遊記は
ホントにお子様にも安心安全な西遊記であって、
きっと実際の西遊記の三蔵一行の妖怪たちは
手が付けられないほどの暴れん坊だったんだろうと。
（実際も何も、そもそもフィクションですが）
オチを受け入れられる人であれば
面白さは倍増するのかな。
れれ…？丹波さんいないのにこの音楽？
たぶん私がちっちゃいころ、西遊記と同じ時期位に見てた
あの番組の音楽流すんだ？
監督ってばやっぱり日本のテレビ番組の影響受けてる？
意外性があってエライ面白かったです。
わらべ歌本もしっかり上手く回収してアレになったのには
ホォ～～～～と感心してしまいました。
あ、ファミリー向けかと思い吹き替えで見ました。
違和感なくて良し。
字幕でも見てみたかった。
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