ひとよ

 

 

監督 白石和彌

キャスト

佐藤健…稲村雄二

鈴木亮平…稲村大樹

松岡茉優…稲村園子

 

 

白石監督の作品だったんだー。

孤狼の血2」が公開されるんで楽しみ。

で、この監督の作品は

人の黒い部分を抉り出して見せてくれるのが多いから

ずっと残るんだよなー。

 

まず出演者がやば素晴らしい。

ハズレがない。

「カツベン」では?と感じた音尾さんも

こっちでは非常にハマった役を演じてる。

 

あ…しいてマイナスをあげれば千鳥大悟だけだ。

顔パンパンやね。なぜ出演した?

 

健くんのやさぐれ感。

亮平君のおどおど感。

茉優ちゃんのはすっぱ感。

 

それに軸となる裕子さんのこはる役の器。

どうしても裕子さんを見ると自分の親を思い出す。

 

あの夜の出来事は

「度胸」があって実行したことではない。

それに雄二との会話で

「お母さんは間違ってない」と主張するところ。

息をのんだ。

なぜ雄二わからん!!!!!!

 

お母さんの行動は褒めたものじゃあないことは

重々知っている。

だからこそ母は服役したのだから。

放っておいたら…

子供たちが殺されてたかもしれない。

子供たちの誰かが父親を殺してたかもしれない。

 

これを見てうちの家族問題を思い出していた。

似たような境遇だったから。

裕子さんもおかんに似てるしな。

 

エロ本のデラべっぴんは何が復刻なのか

わかんなかったんですが

兄妹たちが笑ってたんで一緒に笑えました。

 

雄二が堂下(蔵之介)に向かって

思いっきり飛び蹴りしたとこは

吹き出すほど笑えてしまいました。

 

前日に「ボルベール」という映画を見て

これもダンナがろくでもなく

娘が父親を殺し、母親が死体遺棄したんだけど

似たようなシチュエーションなのに日本とスペインのこの違い。

 

生きてくには、やはり強くないといけないね。

 

 

 

 

 

 

 

ひとよ