とんび

とんび DVD(通常版)

 

 

監督 瀬々敬久

キャスト

阿部寛…ヤス

北村匠海…アキラ

杏…由美

 

 

ああ、これドラマでもやってたんだ?

重松さんの小説が原作なんだよね。

読んだことないんですが。

若い監督の作品ではないよね、と。(後に瀬々さんと知る)

 

ドラマ見てないので比較できないのが惜しいような。

けれどやはり、そこは阿部ちゃん。

父親愛をこれでもか!と魅せてくれてました。

ちょっと「自虐の詩」と一瞬だけかぶるようなシーンもあり、

コメディ路線に入っていきそう…いや、いかなかった。

 

匠海くんの、あの坊主カツラ。

あれダメっすよ。

どうしても頭ばっかりに目がいってしまって。

どこからがカツラ?とじーっと見ちゃうもの。

話が入ってこなくなったし。

 

あともうひとつ。

アキラと由美さん&ヤスの初顔合わせで

結婚報告してる時の後ろでご飯食べてた

濱田岳ちゃんの一人ドタバタが笑ってこらえて状態。

どんなアクションをしてくれるのか楽しんじゃいました。

 

話としては

一人の人間ヤスの昭和40年手前からの出来事を描いた、

たぶん普通の家庭の話です。

ヤスの周りには人情味あふれる人たちがたくさんいて、

令和の今としたら

「ああ、昭和ってこんな感じだったよなあ」と

昔を振り返ってしまうような、そんな人たちが出てきます。

 

やっぱ、なんの役にしてもなりきれる

阿部ちゃんの高い演技力によって

これも良い映画になってるとは思います。

もちろん阿部ちゃん以外、安田さんたちはじめ脇役も

揃いも揃って魅力ある俳優さんばかりでした。

 

昭和の舞台から始まったこの映画。

コレを見ながら思ったこと。

世代一つ前にご活躍していた役者さん達。

たとえばね、大滝秀治さんや蟹江敬三さんなどが

頭に浮かんできてね。邦衛さんもそうだわ。

役者魂はこうやって脈々と受け継がれていくんだなあと。

名優と言われる人たちの中には

しっかり阿部ちゃんも含まれてるであろうし、

また若手が続々と輩出されては

引き継がれていくんだなあ。

 

全然関係ない話になってしまった。

 

ところで…

重松作品って阿部ちゃん主演が多いですよね。

 

 

 

 

とんび DVD(通常版)