監督 足立紳
キャスト
濱田岳…豪太
水川あさみ…チカ
新津ちせ…アキ
公開前にちょっとだけテレビで宣伝してたので
内容はなんとなく知ってはいました。
ずいぶんと旦那がディスられてる映画だなーと。
見てみると、それ以上にディスってました。
もちろん人間として？男性として？
亭主として出来た男じゃないにしても
あそこまで言葉の暴力を浴びせられると
見てるこっち側の不快感がたまらない。
喜劇で映画の世界だからとて
リアルにああいう夫婦はいそうだし
一歩間違えれば
奥さんは刺殺されてもしかたないレベルのディスり方。
もちろん笑う所は多々ありました。
と言ってもクスッ程度で
爆笑度はなし。
大久保さんを起用したのは面白い。
主役の役者さんたちの力がものすごくて
この2人の演技力に引っ張られる。
もしかしてプライベートでもこうなんですか？
と疑いたくなる強さとクズさ。
磁石のS極とN極のように、
チカがどれだけ離れようとしても
どうにかしてくっつこうとする豪太が愛おしく思えてくる。
あれだけ自分の旦那をこき下ろしても
絶対的に相手は離れていかない自信があるのか。
鬼嫁としてふるまっての愛情の裏返しで
ああいう言葉が出てくるのか
さ～っぱりわかりませんが、
まあやはりチカは豪太のことが好きなんだろうと…。
赤パンツがちゃんと表現されてますもの。
豪太がドMでプライド低い男でよかったわよね。
ののしりあったりするのは構わんですが、
子供がそのたんびにビクッとして驚いたり、
泣いたりしてたのは見ていてつらかったかな。
いっつも怒ってるママって嫌だよね。
岳ちゃんのニヤケ度もキモくって巧いのは承知ですが、
なによりも水川あさみがここまでキレッキレな演技するとは！
不快極まりないセリフが多かったですが、
女優としては評判が上がったのではないでしょうか。
なんだかんだこういう夫婦って、別れないんだと思う。
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