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監督 アニーシュ・チャガンティ

キャスト

ジョン・チョー…デビッド・キム

デブラ・メッシング…ヴィック刑事

ミシェル・ラー…マーゴット・キム

 

 

こういう手法はまた恐れ入りました!

 

よく最近の刑事ミステリー物とかで

ネットでSNSを開いて交友関係探したり…

っていう少しばかりのシーンはあったりするものの、

これが全編とおして画面を見てる状態です。

 

娘が行方不明になっちゃって

それを父が警察と一緒に探すことになるんですが

最後間までPC上の画面が出ています。

なので、見ている側の目線も父親心理というのか

一緒にクリックしながら、タブいっぱい開きながら

SNS等の画面を凝視するような映画です。

 

見終わった後にはどっと疲れが襲ってきました。

 

自分の思うような速さのスピードで探してるわけじゃなし、

クリックの指マークを目線で追うのが精いっぱいな時もあるし。

なによりも私自身はTwitterフェイスブックもしないし、

PC上で電話もしたりしないし

画面に現れる娘の友達かもしれないような

人達を目で追うのでアップアップしてるってのに

字幕も追って読んでいかなきゃ内容が飲み込めない。

LINEの文字も打ってるのに途中で消去する父ちゃん。

おい…無駄読みさせてくれたな。

 

ずーーーっと凝視です。

追いつこうと頭をフル回転させながら見ているような状態。

父ちゃんの切羽詰まって探してる心理に追いついていけない。

そして父ちゃんは電話で娘の友達らしき人や

刑事なんかとも話してたりもする。

後から見返せば、伏線ならぬ言葉も言ってたのに

すっかりスルーしてる私がいました。

脳がハイスピードに追い付けないんだぜ!

 

この映画をネットでテレビにつなげて見てたからいいものの、

PCで見てたら

もうPCの中にPC画面があって~というのだと

きっと私は混乱して途中で映画を止めてたかもしれない。

 

と、この技法には驚かされて

内容もしっかり闇があって、オチがあって

こちらも「そうだったのか!」と驚かされて

たまげた話でした。

 

今の時代だから出来たアイデア勝ち。

事件となり、メディアが公表し、

周囲の反応というか、さも自分は友人でしたのような

嘘くさいインタビューもよくありがちな感じで

構成も見事だったと思います。

 

見入りました。

 

 

 

 

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