監督 犬童一心
キャスト
田中圭…赤西民夫
池田エライザ…足立桃子
ベック…ハウ
動物ものは涙腺が弱くなる。
これは泣かなかったけど。
モデル出身が多かったこと!
ことごとく出てくるじゃないの。
ダントツで
エライザちゃんはやっぱり可愛い。
飼い主の民夫とハウの絆という設定でなく
途中からハウのロードムービーになってた。
青森から横浜って…
どんだけ月日がかかるのよ。
ハウが民夫の元に戻る途中で行きかう人々との
やりとりなんかを描いてます。
まあ、絵本のようなおとぎ話のような内容なので
大きなケガもなく、
無事に帰ってこれたことに安堵。
たぶん泣かそうと思って作った映画ではなさそうだし。
こんなフラフラと野良犬のようにさ迷ってるハウでしたが
いつの時代なんだろう?
今ってそこまでフラフラしてる犬は見かけないしね。
でもマイクロチップが~って言ってたから
そんなに昔の出来事を書いたわけでもなし。
あ、小説が元みたいなので実話じゃないです。
出会った人は迷い犬ではなく
野良犬と認識してハウに接してるのかね?
あんな大きな、しかもあの犬種の野良犬っていないしな。
犬のことをよく知らない人たちばかりと出会ってる?
ハウがお腹いっぱいご飯食べてるシーンがひとつもない。
ドーナツ食べて水飲んで、人間の食べ物のおすそ分け。
そういうシーンしかない。
最終章。
民夫とハウの再会。
民夫はそれでもいいが、ハウの気持ちはどうすれば?
なんのために約800㎞の道のりを歩いてきたのかね。
新しい飼い主が現れ、その事情を呑み込んだとしても
それでも譲れないモノってあると思うんだがな。
ハウは物でなく、民夫のパートナーなんだから。
あっさりしすぎてて、拍子抜け。
ハウはそれで納得したんだろうか。
民夫より、これから先、
民夫以上に可愛がってくれる男の子なら
「ブン」として生きてくほうがずっと
ハウにとっては幸せか。
ひとつだけ。
一度でも飼われた犬や猫は
人間が思ってる以上に、愛情深いということを。