思い、思われ、ふり、ふられ

思い、思われ、ふり、ふられ

 

 

監督 三木孝浩

キャスト

浜辺美波…山本朱里

北村匠海…山本理央

福本莉子…市原由奈

 

 

これ、もう完成形でしょう。

青春ロマンス、ピュア度100%。

マンガが原作のようですが、この監督もそれが得意。

心理的恋愛もので、なおかつ4人の気持ちをしっかり描けて、

この時間で巧くまとめることが出来て素晴らしい!

 

美波ちゃんがとにかくカワイイ。

テレビで番宣でバラエティなんかに出てる美波ちゃんは

なんかなーんか、なんだけど

映画で演じてる彼女はみんな好きなんだわ。

 

学校の文化祭で、元カレがやってきた。

元カレの言い分がまさに図星だったらしく

しばらく固まっていた朱里。(美波ちゃん)

この元カレのセリフだけを拾えば

私もズバリ朱里と同じ性格なんで、セリフが刺さったわ。

 

由奈役の福本莉子ちゃん。

名前も顔もうろ覚えだったのですが

前半と後半の由奈が見事に変化してて

あー演じ分けがうまいなあと思った。

後半なんてまさにキラッキラな彼女でした。

 

絶対的にこういう恋愛ものが得意な匠海くん。

うんうん、いいんですよ。

こういう役はもちろんハマってますよ。

ただ、ずば抜けて彼だけオッサンくさい。

高校1年?

どーしても見えない。

どこだっけか?夏祭りのシーンだっけか?

2ショットで由奈ちゃんといるシーンでは

高校生カップルでなく、先生と女子高生にしか見えん。

学生役はもう合わないお年頃なのね。

 

こんなにも純粋にストレートに

気持ちをあらわせただろうか、と

自身を振り返ってみましたが

当時の自分は精神面でものすごく子供でした。

頭が小学生以下の雑魚キャラのような私でした。

映画の彼らはとても良い意味で大人です。

 

もうこんな直球勝負するような恋愛など

ン十年も御無沙汰な私は

成就したその時よりも、

悶々とヤキモキしながら、

そして相手も自分のこと好きなんだろうなと感じて接している

ひとときが一番楽しかったかもしれない。

ひとりよがりでドMですね、自分。

 

ケーキ屋店長で野間口さんを発見。

わずか2カットだけで終了。

ちょこちょこいろんな映画に出てる

野間口探しが楽しいです。

 

 

もどかしさがホント、キュンとなる映画でした。

 

 

 

思い、思われ、ふり、ふられ